シリンダー交換 その2

ドブ漬けしておいたシリンダー周りの部品をお湯で清掃。
サンエス成分と汚れを洗い流します。

結構、綺麗になりました。



厄介なのが、ガスケット剥がし。
約20年物の紙ガスケットは中々強敵です。
剥離剤&金ベラでゴシゴシと剥がす訳ですが、硬いです。

クランクケース内に落ちないよう、なるべく外側に向かって落とします。
シリンダー側は昨日サンエスに漬ける前に落としてあります。

何とか綺麗に。仕上げにオイルストーンで軽く研磨してます。あくまで軽く。


ピストン組んで、ガスケット入れてシリンダーとシリンダーヘッド組みます。
2ストオイル塗布して組みます。

随分端折ってますが、手が脂ぎってて写真を撮る気になれなかったです。
ピストンクリップとガスケット類は新品にしてね。
この状態で空キックを数十回繰り返します。
これは、芯だしの意味で行いますが、そんなにずれるんすかね。
もう昔からの儀式みたいなもんですよね。


ココ、

マニュアル見るとモリブデン溶液を塗布して組めと書いてあります。
溶液って何で割るんだろう、塩酸とかか?
図を見るとOILって表示があったんで、エンジンオイルをモリブデングリスで割って塗布しました。
ほんで、最初1,5kg、本締め2,0kgで締付。対角で締めます。
この間も組み込み時の儀式、空キックを締める前にしてます。

シリンダー周り組み込み完成。
この後、クーラント入れてマフラーや外装部品関係をつけました。


始動してみると、

交換前と大して変わらないです。音も吹けあがりも。
鈍感なのかな、俺。
夜中なんで、あんまり回してないですが問題ない感じ。
まぁ、走行してみないと何とも言えないですよね。


最後に、整備してて気づいたのが、
とにかく猫ション臭いんだよ、このバイク。
特にエンジン周り。
バスマジックリンで清掃したらかなり臭い消えましたが、まだちょっと臭いです。