キャブ調整 その6

清掃したマフラーを装着して始動してみると、音が変わりました。
「ボ、ボン、ボン、ボン、ボ、ボン」
「バン、バン、バン、バン、バン」て感じになりました。
右もやったらいいんでしょうが、オイル垂れないのでやりません。


で、試運転。
乗った感じはあんま変わりませんが、アイドルの落ちこみがなくなったみたいです。
昨日より、10度近く気温が上がったのが多分に影響してるとは思いますが、調子上がったような気がします。
走行後のプラグ↓

ようやく左右とも同じ焼け方になりました。
焼け色もいい感じ。


ただ、昨日も感じたアクセル開度1/16(ちょこっと開けた位)のストールするほどじゃないけど、微妙なもたつきが気になります。今日も同様に症状が出ます。
「ボ、ボ、ボッ、ボゥゥゥン」て感じなんだよな。
調子良いと「ベ、べ、ベリリリリッィィィーン」ってなる筈。
(以上、ナガシマシゲオ語)
それと、アイドリングでほっとくと段々回転が落ちてきて(2〜3百回転程度)片肺気味になります。
エキパイ触ってみると右側が少しだけ温度低いです。
今まで、調子良いと思っていた右キャブの調整も必要なようです。


①スロージェットを交換=症状変わらず。
②メインノズルを交換=症状変わらず。
③メインジェットを交換=症状変わらず。
④エアスクリューのOリングを交換。=アイドリング時の回転落ち直った。

まさかの2次エア混入でした。
たまたまパイロットスクリューいじってみたら、全閉しても調子変わらない所かアイドリング安定したので、交換してみた次第です。
微妙なエア吸い込みがあったようです。
念の為、今まで付いてたOリングに戻してみたら症状復活。
見た目とか、触った感じは全然大丈夫そうだったんですけどね。
ゴムパーツは見た目じゃわからんですなぁ。


またまた試運転。
走行後のプラグ↓

ちょっと距離少な目だったんで黒っぽいですが、アイドリングはビシッと安定しました。
ただ、ちょこっと開けのもたつき感は相変わらず。


もう全然調子良いんで、コレでもいいかな。
アクセル1/8開度から上と、4千以上回してたら症状出ないし。
2ストで3千回転前後で走るっつうのが間違いか。
だけど、全開→全閉→パーシャルでハンチング起こす可能性あるしな。
スズキの2ストだったら当たり前ですが、ヤマハの2ストはこの辺の特性が洗練されているはず。
やっぱ原因探求します。


その後、キャブばらして色んなトコチェック。
1時間ぐらい知恵熱出しながら調べてると判りましたよ。原因が。
両方のキャブ外して同調を見てみると、左キャブの開き始めが早いです。ワンテンポ遅れて右が開く感じです。
全開位置での同調はオーバーホール時に行ったんですが、うまく合ってなかったようです。
ちゅーか、サービスマニュアルどおりに点検窓みて合わせるの難しいですよね。
大抵、窓くすんで透明度落ちてるし。
確実に合わせる為、指突っ込んで手触りで合わせます。
人間の感覚は案外正確です。

一応、全開の位置も確認。

最小開度(アイドリング)も左右あわせておきます。
マニュアルだと針金突っ込んでホニャホニャとか書いてあるんでしょうが、突っ込み方で結構ずれちゃうんで、
マイナスドライバー(2番マイナス)の先端をスロットルバルブ下部の浮いてる部分に当てて、
同幅にアイドリングアジャスターをまわして合わせます。
こっちのほうが簡単だよーん。


車体に装着後、ワイヤーの弛みで微妙に遊び変化するので、アイドリングアジャスターにスロットルバルブが当たる音を耳当てて聞いて調整。
「コトッ、コトッ」て聞こえるのを「コトッ」って単音になるまで調整。
アクセルをジワーっと戻さないとうまく調整できないぞ。
あと、短腹な人には無理です。静音状態で、じっくりやりましょう。
最後に、一応全開になってるか点検窓からチェック。しっかり開いてりゃOKです。


試運転。
21時回ったんでチョロッとだけ試運転。
夜は静かにね。
結果は、もたつき一切なし。
「ベ、べ、ベリリリリッィィィーン」です。
メンドーだからプラグは撮影してません。
っつうか、絶対綺麗に焼けてるハズです。
だって絶好調ですもん。