1号機 充電しない、発電不足

古参搭乗員のカブ。

ウインカーが点滅しなくなったとの事。
見てみると、バッテリー上がってます。
バッテリー充電後、充電電圧チェックしてみると回転あげても変化なし。
気のせいかもしれませんがライトも心なしか、暗いような・・・。
まるで6Vモンキー並みの明るさ。12Vだよな、コレ。
ジェネレーターから直接電気来てるはずなのに。


とりあえず、レギュレーターが怪しいので新品に交換。
         ↓
       変化なし。
         ↓
バッテリーを他のものに交換。
         ↓
       変化なし。
         ↓
アースチェックと配線チェック。
         ↓
       問題なし。
         ↓
ジェネレーターから出てる交流電圧をチェック。
         ↓
       問題あり。
何と、アイドリングで2V前後、回転あげて黄色側7Vチョイ、白が12V前後。
ジェネレーターがおかしいんですわ。これは。
で、抵抗値を計測すると、どっちも0,6Ω前後で規定値内。
わ、判らん。
あとは、アルカリ洗浄液入りのお湯で煮てみたりして、

パニック状態。


お湯から取り出して、絶望感に浸りながら、何気にジェネレーターを観察してると、

これって、ミツバのマークですよね。
フライホイールには、DENSOって書いてあったぞ。


この年代のカブは、ミツバ製とDENSO製2タイプのジェネレーター周りが存在。
(パーツリストにて確認。)
どーやら以前整備したアンポンタンがチャンポンしたみたい。
前に弄ったヤツ、いーけないんだ、いけないんだ、先生に言ってやろー。
おかげで寝不足です。


高度なヒッカケ問題もようやく回答が見えてきました。
そこで、ドナー登場。

ほぼ、同年式のデラックスです。
ジジイのカブはスタンダードだけど部品は一緒みたい。
ん、

形状が、違いますねぇ。コイルの数が違います。
付いてた、フライホイール周り(フラホがDENSO、ジェネがミツバ)↓

ドナーから取り外したフライホイール周り↓

ちなみに、付いてたフライホイールは番号一緒。

理屈は良くわからんが、磁石とギンギンに反応する所の違い↓

左側の汚いのがDENSO、右がミツバ。


こりゃ、ミツバとDENSOで互換性ないっしょ。


そっくり移植して装着。
アイドリング状態の電圧チェック。
ジェネレーターからの交流電圧を測定。
白と緑↓

黄と緑↓

回転あげたら、どんどん上がったんでOKっぽい。


次にバッテリー電圧チェック。
回転あげたら、14Vちょいでレギュレートしてます。正常です。
ライトも明るくなりました。
直った。わーい。
しかしまあ、良く気づいたなオレ。(自画自賛