フロントフォーク オイルシール交換

いやー暑いね。
ラソンのせいで、市内大渋滞。
ラソン興味ない人間には迷惑以外の何者でもないです。
豊平川の河川敷でも走りゃいいのに。
中心街走っちゃうもんだから困ったモンです。


閑話休題


部品が届いたので、やっちまいますか。

まず、オイル抜いてっと。
最初に下のボルト外しちゃうと、特工なしで分解できるよーん。

ね、ほら簡単でしょ。
インナーロッドはデリケートなヤツなんで、慎重に扱ってね。
倒立の場合、シール類組む順番や向き間違えちゃうと最初からやり直しになっちゃうから、
外した順番に組むように心がけましょう。
(何度かやっちゃった経験あり。)
皿に外した順番に置くのがMYルールです。


シール突っ込む時、そのまま組むと一発で逝っちまうんでサランラップ巻いて
リップ部を傷つけないよう、慎重に挿入。



で、組み立てが厄介なんだよなぁ。
まず、下のボルトは普通に組むと供廻りしちゃうんで、
棒っこにウエス巻いてインナーロッドの回り止め。

特工もあるけど、高くて買えん。
ちょっとの間押えてりゃいいんで、こんな感じで十分。
締め付けトルク2kg。
ネジロック塗布。


倒立だと、いつもの単管&旧オイルシールで圧入する作戦が使えないので、専用のインストーラーで
コンコンやって挿入。

コレないと、厳しいぞ。


使用オイル#01ってカードリッジタイプ専用のシャバシャバオイルを使用します。

粘度が01番なもんで、水か灯油みたいな柔らかさです。
マニュアル見ると、すりきり一杯入れてシコシコせよとの事。
これがヤマハの流儀か。
柔らかいオイルなんで、比較的楽にエア抜き完了。
最後に油面で合わせてねってマニュアルに書いてあるんで、そのとおりに。
結構吸い出してやらんと駄目です。
=データー=
92STD(3XV4)
オイル量=357cc
油面=116mm
使用オイル=#01


この後、トップキャップボルトを組むのが本日の試練。
何だか色々な特工必要なようですが、無い袖は振れません。
うまい方法を色々考えてたら、知恵熱がギンギンに出てしまいました。




↓秘密基地流3XVフォーク組み立て↓




・インナーロッド引っ張り特殊工具
M10ピッチ1,00って特殊サイズ使ってるから問題。

スズキのブレーキホースのバンジョーボルトを使って対処。
連結はナットギリギリまで緩めて、両ネジに均等に噛む感じでギュッと。
フルードが流れる穴に針金突っ込んで引っ張り上げました。

ミラーに針金引っ掛けてセットアップ完了。




・スプリング縮める特殊工具
マニュアルの写真みると、専用品でも大変そうですね。
タイダウンベルトと古スポークから造ったワンオフS字フックでカラー押し込みました。
スポークで造ってるから案外根性あるんだよ、このS字フック。





・カラーのストッパー(インナーロッドストッパー)
ハンドグラインダー(昔のタイプで、押しボタンじゃないタイプ)の周り止め工具がぴったり。
けど、殆ど使わないでイケちゃったんで活躍の機会はなしでした。


=締め付けトルク=
トップブリッジクラウン=2,3kg
ハンドル=1,3kg
アンダーブラケット=2,0kg
アンダーブラケットは2本ボルトだから、1,8kgで一回締めて、その後2,0kgで本締め。
上下均等にチビチビ締めましょう。


相当オイル漏れしてたのか、はっきり判るレベルでフロントサス硬くなりましたよ。
しっかし、コケる度にオイル漏れるな、TZR。
インナーは大丈夫っぽいしなぁ。
オイル柔らかいの使ってるからなのかな。