SJ13A ヘッドガスケット変更

もうすぐお盆ですね。
当方もRMXで実家に帰省する予定です。
年喰ってくると、田舎(故郷)があって帰省できるって事がありがたく思ったりします。
ヤッパ、フルパワー化した状態で、ギンギンに元気な状態をご先祖様に見せつけてやりたいものです。
この時期、こう考える方も多いですよね?
っえ?
普通考えないぞ、このキ○ガイ・・・って思ってるそこのキミ。
確かにバイクは黄色ですが、いたってジェントルライダーですよ。


このバイク、簡単にギンギンになります。
しかも、メーカーのお墨付き。
楽チンな事この上なし。
RMX乗ってるならやらなきゃ損です。
羊の皮を剥いで、狼化しちゃいましょう。(例えが古いなぁ)


まず、エアクリーナーのゴムホース的ないかにも後から付けました!って感じのダクトをポイします。

これで吸気側はOK。キャブセッティングしたりはお好みで。
このダクトポイ仕様だったら、ノーマルセッティングでも林道ツーリング程度なら大丈夫です。
リメッサキットのキャブパーツまで組んじゃったら、濃くて走りません。
超過激暴走生活な方や、レースに出る方はセッティングしたほうがいいんでしょうね。好みもあるし。


まあ、スズキのバイクなんで、個体差スゲーあると思う。
コレみて参考にする方は、ご注意を。
焼きついたりしても知らんよ。


ヘッドガスケット交換前にノーマルの圧縮圧力を測定してみました。

11,5kgぐらいでした。
もうチョイいきそうだったけど疲れたんで、ソコソコキックでの数値です。


交換はサクサク超簡単です。
タンク外して、クーラント抜いて、ヘッドに繋がってるラジエターホースを外す。
後はヘッドボルトを外して取外し完了。そしてリメッサガスケット入れて元に戻すだけ。
簡単、簡単。慣れると1時間かからずに出来ます。
クーラントも真下にピューと出るドレン位置なんで、非常に抜きやすい。
普通の市販車だと、横向きだったり、ホースの取り回し悪くてチョロチョロ後から出てきたりして、
抜きにくいの多いですよね。


ヘッドガスケット比較

左がノーマル、右がリメッサキット用のガスケット。
三層構造の真ん中の部分の厚みが違うようです。
リメッサキットのガスケットには「t0,65」って刻印あり。
リメッサヘッドガスケットの品番=11141−29E00
スズキの純正パーツで出ます。
まだ在庫あるのかどうか不明です。番号変更あったような記憶あり。
昔のリメッサパーツって、そーとシール剥がしたらスズキ純正部品番号出てきて、
その番号で発注できましたよね。
10年前ぐらいに使えなくなった裏技です。



傷、吹き抜け跡的なものも見えますが、日本男児は細かい事気にしちゃいけません。
ちょちょっとペーパー掛けして、おしまい。
排気ポート部分に見えるT字髭剃りの刃みたいなのが、
悪名高き排気デバイスAETCⅡって名前の自爆装置です。
当方もピンが刺さる部分が勝手に長穴加工されてしまい、あとちょっとで自爆するトコでした。
3枚刃が均等に出てりゃ、大丈夫な証拠です。


あとは、遠心ガバナーに繋がるロッドが外れた事、数回。
固定用プラスチック部品は、使い捨てと考えておきましょう。
この辺弄ったら必ず新品に換えなければいけない部品です。
Oリングやガスケットより根性ない部品です。


組み付け後、圧縮測定。

14kgです。もうちょい上がりそうだったけど、キツイ。
ええ、キックがクソ重くなります。ただでさえキック重いのにね。
こんな高圧縮で大丈夫なんすかね。
いやいや、コレが本来の圧縮か。
これやったら、ハイオク使わんと駄目らしいけど・・・。多分入れないな。


エアクリの蓋だけとか、圧縮上げるだけとかだと調子出ないです。
両方同時にやりましょう。
豚鼻だけ弄るのが最悪パターン。何故か濃い感じになって綺麗に吹け上がりません。
あと、サイレンサーも抜けのイイやつに交換したほうがいいです。
今回は時間がなくて交換しませんでしたが、純正サイレンサーでもまあまあ走ります。
チューニングっつうのはバランスが大事なんですね。


以上3点交換してやれば、バカでもはっきりわかる位、激変します。
社外チャンバーなんか入れる前に、リメッサガスケット。
アクセルワークだけで、ウイリーも余裕で出来るようになりますよ。
そして、何よりフラットトルクで全域レスポンスするようになります。
はっきりいって、フルノーマルより乗りやすいです。
この辺が良い意味でスズキのバイクって感じですわな。


「どーせお前ら、外して乗るんだろ。つーか外して乗れ!」って開発陣の変態的意気込みが感じられる、
保安部品や分離給油関係など、公道仕様化に際して付けたパーツのやっつけ仕事っぷり。
オイルタンクの蓋なんて、走ってたら勝手に取れちゃうし。
蓋だけ3個ぐらい買ったけど、すぐ痩せちゃって硬くなるんだよね。
耐油性あるのか?って感じ。
あと20Aって刻印あるけど、なんのこっちゃ。普通OILとかかいてあるよね。
なんかで余った蓋を使いまわしましたってトコなんでしょうかね。
結局、分離給油時代はガムテグルグル巻きで蓋を固定して乗ってました。


他にはプラグ交換より、オイル補給のほうが面倒とか、
キックのストッパーがステップで、距離重ねるとステップが変に曲がってきたり、
最初からチェーンカバー付いてなかったり、
一人乗り専用設計だったり、
分離給油で乗ってると、クランクベアリングぶっ壊れたり、
クラッチの切れを犠牲にしてまでも、半クラッチの使いやすさを追求してあったり、
(エンストしたらニュートラ出してキックしないと、かかり悪し。)
色々と狂ってるバイクです。