こんな感じで曲がってるわけ。
ありがちなパターンとしては、ブッシュの磨耗でガタが出てるってヤツですが、この車両のブッシュはがたつき一切無し。
フロントフェンダーもバキバキに割れていたので、いやな予感がします。
サスアームの付け根のボルトを外して、アクスルシャフトを突っ込んでみると、
はい、フロントフォーク曲がってます。
正常なら真っ直ぐに反対側付け根に当たります。
↓正常なフロントフォークはこんな感じ。
どこら辺が曲がってるのかじっくり観察。
曲がってる部品って大抵の場合、シワよってたり塗装が剥がれてる部分があります。
普通のフロントフォークならメッキに跡があったり、妙に片側だけ錆てたりとかって事が多いです。
やられてる部分は、
右の上部、メクラ蓋後方にシワ&塗装の剥がれ。左右同時に触ってみると、歪みがよく判りました。
それと、
ハンドルストッパー。ココは走行性能に直接影響無いけど、曲がりあり。
カブぐらいの軽量車でストッパー曲がってるって事は、相当の大事故だったんでしょう。
前オーナーはすでにあの世逝きか?無事で済んでるとは思えません。
そーいや、稲川淳二の季節になりましたね。
恐怖のカブってか。
ステムベアリングもゴリゴリした作動感で、センターで止まるし、フルロック近辺で渋い。
ステムシャフトも曲がってるのかも知れません。
去年から裏にブン投げてある、3号機悪い人用のフロントフォークを拝借することにします。
結構めんどくさいんだよなぁ〜カブのフロント周り分解。