ケッチンくるのと、アフタファイヤーが発生って症状から点火系が怪しいと予想。
プラグ抜いてキックスカスカにしてから、タイミングライトで確認。
ジャンプコードでプラグ押さえとくと、片手がフリーになってこんなときには便利。コレ、生活の知恵。
結果は、
ぜんぜんアッテネー。あなたって早いのねーって言ってる場合じゃないぐらい早い。90度ぐらいずれてます。
マニュアルなんて持ってないので、本当にココが合わせマークなのか不安になってきたので、下ろしたまんまでクランク丸見えエンジンで確認してみます。
あわせマーク(と思われる)部分が一致してると、
クランクは、
この位置。上死点チョイ手前でいい感じです。
載せたエンジンのタイミングを再現してみると、
このぐらいの点火タイミングで、
クランクは、
上死点前90度ぐらいでしょうかね。これじゃかからないわ。
ひょっとして同じ9型でもちがいあるのかな?と思いフライホイールを比較。
同じものですね。
念の為、フライホイールとコイル関係をごっそり移植してみましたが点火時期は変わらず、上死点前90度。
他の国内メーカーだと、フライホイール外側に出っ張り&ピックアップセンサーが付いてて・・・みたいな作りですが、そこは独創的な造りこみが多いスズキ、TS250に採用されているPEI点火方式では、何とピックアップセンサーが見当たりません。
どうやってクランク角を検出してるのでしょうかね。
代わりといっては何ですが、点火用コイルが大小2段重ねになってます。
この辺に秘密がありそう。
交流発電だろうから、+が−になった瞬間を検出してプリッと点火?そんなんでわかるのか?
ちょっと調べると、基本原理はCDIと一緒らしい。
↓TS250(8型)の配線図
↓ジェンマクエストの配線図
ジェンマクエストに至っては、点火ユニットに行く配線が何と1本だけ!タイミングとプラグパチパチ用電気を同時に送っちゃってるってワケ?
恐るべし、スズキ。
今週はPEI点火について調べる週間だな。