TS90T シリンダーがヤバイ

2年前に乗ってたらしいのですが、現在キックが降りないという重大なトラブルが発生しております。フライホイールのナットを回してみたら、上死点あたりでロックしてます。
↓マフラーとプラグ外してみた図。


特に酷い状況ではなさそうです。しっかしカーボン凄いな。調子悪かったんでしょうね。
ココまで来たらシリンダー外しちゃいましょう。


ココでロック。ヘッドのカーボン厚さ約1mmぐらい。何かが壊れてるらしい。


クランク逆回転だと、何とか回る事を確認後ラスペネ突っ込んでシリンダーを外しました。



錆テマス・・・排気ポート周りだけ錆びてるって事から、マフラー外して保管してたな?なんて大胆予想。錆び方が変なんだわさ。薄い赤錆ってのがね。最近錆させたでしょ?多分。マフラーも再塗装したみたいで非常に綺麗な状態だし、怪しいなぁ。




あと一年遅かったらアウトって感じの錆び方でしたが、気合のペーパー掛けで除去。問題ないレベルまで復活。ピストンのカーボンもついでなんで綺麗に落としておきました。セカンドリングがカーボンでスティックしてたぐらい超濃い状態で2年前に乗っていたみたいです。本当か?

時代を感じる掃気ポートですね。ですが、排気ポートのマフラー側は90ccとは思えない大きさです。コレが独特のなつかし2ストサウンドの源なのかな。
シリンダー組みなおすのも空冷2ストならではの楽チンさです。但し鉄シリンダーの為、見た目以上にクソ重たいのと、クランクウェブギリギリまでピストンが降りる仕様なのでピストン挿入がきつかった。ロータリーディスクバルブの絡みでこういう設計になったのかな?ピストンリングを触ろうとしてもクリアランスが少なくて、プルップルしながらのシリンダー組み込みとなりました。無理したらリング簡単に折れるから、ここは集中!って時にZ50R取りに来たりして・・・タイミング悪いなぁ。

無事完了。ふぅ〜。
今日は、5−56でブルルンチェックしておしまい。