プレスカブ4号機 クラッチ点検

試運転してみると、ギア入れた状態で暫くするとエンスト。ギアチェンジ時にショック多め。大体、想像付くけど・・・点検というか、発注部品のチェックの為に分解。


クランクケースカバーをはぐって、遠心フィルター部のカバーを外して(ココの+ネジが結構難関)

正常なように見えますが、

実はぜーんぶスラッジ。コレだけ溜まってたらフィルターとしての機能も終了してるはず。


ネット状の部品、ストレーナーには、

そんなに汚れなし。金属系のゴミ全くなし。まあまあいいんでないかい。
クラッチディスクがイカレ気味だとココにカスが溜まってたりします。


写真撮り忘れましたが、クラッチプレートに歪みあり。原因はコレでしょう。
よくあるのはディスクが磨耗してたり、四角い部分が崩壊してたりってパターンですが。4号機の場合はディスク厚は2,9mmで四角部分の崩壊もなし。過積載のせい?


クランク軸のブッシュ(部品名ガイド、クラッチセンター)

微妙な傷ありなので、交換しましょう。こういうところの部品って無傷が正常。少しでも傷があったら問答無用で交換しちゃいましょうね。部品代も安いし。


ちょっとだけ悩む所

クラッチをクランクに装着する時に、奥まで嵌らないってパターン。
ギア部分にチョびっとだけ嵌りこむ形で装着しないと駄目です。よく見ると、クラッチ側のカラー的な部分にギザギザがあります。

こんな感じで予めクラッチ側にギアをはめてから、クランクシャフトに突っ込んでやると上手く装着出来ます。