400クラシック ディーゼリングの原因は・・・

最初の試運転からディーゼリング起こしてたんだけどさ、インシュレーターからの2次エア吸入だと思って、本日インシュレーターを交換したけど解決せず。
冷間時のレスポンス向上という、想定外の部分が改善。ま、調子よくなるのはいいんだけどさ。
ディーゼリング以外の不具合なし、走行に異常なし、始動性も問題なし。
はて?


因みにディーゼリングって言葉を簡単に説明すると、キーOFFにしてもエンジンが止まらない状態の事です。ランオンとも言ったりします。
この車両の場合、
「ブボッ、ブボッ、ブボボ」って感じのディーゼリング。症状的には軽めなんで、ポンコツ感溢れるエンジン停止って以外は使用上問題ない感じではあります。
ディーゼリングも酷いのになると、レッドまで吹け切ったまま止まらなかったりします。


で、何気にラジエターを触ると、上半分が冷たくて下半分は暖かい状態。エンジンはチンチンに熱い。
これって冷却水不足の症状です。

あーあ、入ってねーや。カラッカラです。
冷却水不足→シリンダーのフィンもあるしまあまあ走る→けど耐え切れなくなってオーバーヒート気味に→燃焼室温度異常→ディーゼリングって事だったんでしょうね。
冷却水チェックしなかったオレも悪いんだけどさ〜。バイクってあまり冷却系のトラブル起こさないしさ、バルカンは水温計無いしさぁ〜で気付き難かったってワケです。
今回は水温ランプは点灯しませんでしたね。センサーが水に漬かってなかったらセンサーも反応せんさー。ぅぅ


因みに超見難いリザーバータンクを見ても、意味無いです。
リザーバータンクってホットになって膨張したクーラントが入って、冷えたら元に戻るみたいな機能を有するだけ。
大幅な冷却水不足は、ラジエターキャップからクーラント入れんと解決しないですよ。


シンプルな冷却経路なんで、エンジン掛けながら補充だけで殆どエアは抜けそうです。

キャップ直下にサーモスタットがあるんで、水芸のように下から湧いてきます。ちょいと注意ですね。
10分ぐらいやってると、クーラント膨張してきて溢れるんで停止→ホースもみもみ→冷えたらまたエア混入チェックみたいな感じを2〜3回繰り返して、仮完了。
後は一回走ってチェックするだけですが、コレは明日にでも。


全容量2,4Lの冷却系に約1L入って、漏れた形跡が無いって事は・・・このバイクを誰かが弄った際に冷却水交換とか余計な事しちゃって、しかも中途半端な状態で完了のつもりって事だったんでしょう。


大体、バイクのクーラントなんてどんなにポンコツでも緑色の綺麗なヤツ出てくるぐらい劣化しないもの。
過激な走行はしてないとか、水温が安定してるバイクとか、元々馬力が無いバイクとか、2ストとか、特に異常はないんだけどオイルみたいに定期交換しないとな、って事ならクーラントなんて見なくていいぞ!なんて暴論を吐いたりしてみる、無責任男です。
キャップ開けて、すりきり一杯緑色のエキスが入ってたら、そぉーとキャップを閉じてね。
上記の状態だったらかわんねーから、変えてもさ。
ヘタに自分で弄って、エア抜き失敗なんて最高にダサイ。