AF20 クランクベアリング交換


昨日、かなりの部分まで作業完了しておりましたので速攻エンジン下ろす事が出来ました。
スクーターなんで、ミッションやらクラッチやらゴチャゴチャした歯車的な部品は無し。あとは割るだけです。

クランクケースセパレーターで、

パカーンとね。黒いなぁ〜。ピストンスカートやクランクウェブ周りが黒く汚れてたら、クランクシール不良を疑えって事なんでしょうかね。


大抵、クランク側にベアリング残っちゃうよね。両ベアリング共にケース側に残ったらかなりラッキーです。

今回もやっぱりクランク側にベアリングが残りました。しかも、外し難い側。クランクウェブが掘り込んであってプーラー入れる隙が極小なんだよね。
まあ、プーラー先端をリューターでチューニングして何とか外すことが出来ました。ラッキー。

コレがクランクベアリング。外径と内径は6304と同じですが、幅が違います。3mm薄い。

RMXのベアリングは白いグリースでしたが、リードのベアリングは普通の色。
この特殊ベアリングが、壊れやすい原因かも?
規格ベアリングが出来たのって相当昔だろうし、その時代の精度で何とかなったサイズ&按配が良かったサイズでしょうから、現在のテクノロジーで作ると相当な耐久性なんじゃねーのかな?と勝手に予想。
そーいや、RMXのベアリングも特殊規格だったなぁ〜。
普遍の黄金比率、規格品ベアリング。


クランクケース左右締結ボルトのトルクは1Kg、Tレンやラチェットでガッチリ締めちゃ駄目だよ。ほら、昔のバイクって+ネジ使ってたでしょ。あれってオーバートルク防止の意味もあると思うんだよね。
とにかく、ここは締めすぎ注意。

今日スタート時点の状態に戻した所で、お開き。