六郎(TS502) エンジン組み立て

前日に続いて、ハスラー工房化。
本当にハスラー50、特に空冷の502と503は良くイジってるよな。
当基地=ハスラー野郎の基地みたいな。



とりあえず割ってみた。
桃から生まれた桃太郎は出てきませんでしたが、腐敗ガソリンにまみれたベアリングは出てきました。

回すと「シャーッ」とイカれたベアリング特有の軽快な回りっぷり。駄目駄目です。

クランク室内も真っ黒。底には腐敗ガソリンがゼリー状に沈殿。最悪です。



右側(ミッション側)は、他メーカーとは違い内側(クランクウェブ側)にオイルシールが入っております。てなわけで、掃気ポート部にオイル潤滑穴がありません。
これは50に限らず125や250も同様です。
シール交換だけは許さん!みたいな事になってるわけですが、右側のシールとベアリングは滅多にぶっ壊れないという素敵な設計。スズキのやる気ってヤツでしょうか。
ご自慢のCCISシステムより更に進化、混合ガソリンで潤滑するより、ミッションオイルで潤滑したほうが良いよね、絶対。
ただ、左側はフラマグポイント点火の悲しさでオイル漬けにするわけにもいかず、壊れちゃうってワケです。



右ベアリングは鉄のわっかが付いてる6204Nってベアリング。
シールも、

直接ベアリングに当たらないようにイボイボ付き。カワイイ。



クランクに付着した腐敗ガソリン。錆ではありませんが、とっても臭い。放っておくと金属を腐食したりするんで厄介な代物。
ガソリン屋さん、腐りにくいガソリンって開発できないんでしょうかね?



磨き倒した。



そしてチャチャッと組んで積んだ。



更に磨いた。
魂注入です。