GT125 充電電圧

GT250の時も怪しかった充電電圧。
125ccのクセして、全波整流という今時のトレンド?を先取りした充電システムです。
チャージコイルが3個ついてるんですが、
昼=1個のコイルで発電。
夜=残り2個を接続、フルパワーでお届けします。
って古き悪き時代の充電システム。
今なら、3相発電+レギュレーターレクチファイヤ装着するんでしょうが、当時はレギュレーターは一部の車種にしか採用されておりませんし、イマイチ信用出来ない物体だったんでしょうね。
切り替え式で発電量と消費量が上手くバランスしてたら、レギュレーターなぞイランアフガンタリバンって、当時としては枯れた技術。因みに現在使われておりません。


当然、ポンコツ化してくると発電能力の低下やハーネスの劣化等がありますから充電不足に陥りやすいです。
このGT125も、アイドリングでは完全にバッテリー持ち出し、4千rpm前後でようやく12,5Vってショボイ状態。


そこはスズキ、イマイチ自信が無かったのでしょうか、GT250同様にチャージ能力を変えれるようになっております。ポンコツ化してメンドクサイ車両にとって、こういう設計はありがたい。
怪しげに余ってるギボシ端子が鍵。
ノーマル
ブーストアップ
要は昼1個夜3個を、昼2個夜3個仕様に出来ますって事。ギボシの差し替えだけなんで、超簡単。


差し替えで13V近くまで上がるようになりました。
最終的には去年買ったデジタル電圧計を装着して、実走行で確認してみます。
ひょっとしたら、オーバーチャージの可能性もありますからね。