C111 ポイント調整

通常時はファンカバーのゴムツッペ外せば、点火時期の確認が出来るようです。
今回は色々やる事があるんで、外しました。



金星エンジンを彷彿とさせるOHV210cc単気筒。戦時中のような雰囲気です。

で、ココで合わせると。
俺は隙間ゲージとか、殆ど使いません。だって、差込フィーリングで0,1mmぐらいは平気で変化するし、隙間合わせただけで合った経験なし。


ポイントはプーリー裏にございまして、

プーリー外してベロをずらせば、ご開帳です。
うーん、社外品に交換されてますね。他車種流用か?FEWって刻印があります。
手持ちのポイント塚を漁ってみると、

どうやら、当時の社外メーカーみたい。


紙やすりでシコシコプレイでとりあえず復活したけど、形状が違ったのを加工したみたいだし、イマイチ不安。


平型端子接続部もファンキーな仕上りでユルユル星人でしたので、

ピンバイスで穴を開けてワイヤリング。更にファンキーな仕上り。レーサーみたいです。


合わせる上死点は、吸気バルブが閉まった後の上死点で。(圧縮上死点ってヤツです、ハイ。)
プラグ取って中を覗けばバルブが見えます。


進行方向に対して逆回転エンジンなのね、コレ。
今時の国産車の逆。
ココ要注意です。っていうか、ハマりました。排気バルブ閉→上死点→吸気バルブが開く??みたいな不思議現象で知恵熱発生。


ポイント弄ってて気付いたのが、

奥に遠心ガバナー入ってました。生意気にも。
コレで11馬力を絞りだしたのか?と思ったけど、この時代だと始動時に点火時期を遅らせる意味でのガバナーなんでしょうね。
スプリングも緩い感じなんで、始動したら最大進角みたいな。
ガバナー作動時のあわせマークが無いけど、タイミングライトで確認どうやって?
って、当時はタイミングライトなんて無かったんじゃねーの?って事で納得。
こういう仕組みだから、あわせマークの点火時期遅めなんでしょうね。始動したら10度前後まで進角するのでしょう。