2N0 エンジン組み立て〜3G7クランクケースが少し違うぞ、コレ〜

部品が入荷。

ベアリングはNTNの6304C3、6205C4を別途購入。
前々回、市販のベアリング使ってシール漏れ→純正ベアリングに交換って流れだったんだけど、それでも漏れるって事は、ベアリングが原因じゃないと判断した次第。


今回はクランク、シリンダー周り以外は全部3G7エンジンのモノを使います。
細かい違いがあって不具合出るのもイヤなんで。


フライホイール周りをサクッと外して、状態を記念撮影。

やっぱ軸から漏れてるね。けど、ガタは無いという不思議現象。シールもこの前換えたばかり。


月イチぐらいの頻度でヘッドはぐったり色々イジってるから、ストレスも感じずにエンジンを取り外し。

タンク外さないでエンジン下ろせる整備性、素敵です。


クランクを割って記念撮影。



地層的なココまで漬かった的な線が入ってますね。
サイドスタンドで停車していた関係なのか、左側の水位が高かったみたいですね。
こういう風になったら使わないほうがいいですよ。経験者は語ります。
俺の場合、実戦で確認する主義というか、どうもやってみないと判らないじゃんって思っちゃったりします。
「じゃあ、お前は実際に確かめた事あるのか?」
頭デッカチはどうも、ね。


で、新型(っても、35年前だけど)3G7クランクケース。

写真で判るぐらい、状態が違います。銀色とガンメタ。
ベアリングはストーブで暖め作戦にて挿入済み。隣の鹿肉入ってる業務用冷蔵庫内にベアリング入れて冷やしといたら超冷たかった。袋から取り出したら速攻霜付くレベルまで冷やしといたら、サクッと入りました。



で、タイトルにて違うぞって書いた箇所がコレ。
大端部近辺がエグッてあります、3G7クランクケース。
実際、組んだ状態だと、
↓2N0


↓3G7


こんな感じ。何か斜め上に向かってピュッと飛ばしたい強い意志を感じる形。
パワーアップしちゃうんじゃねーの、コレ。
僅か1年で変更があったって事は、物凄く気合が入ったバイクだったのか、不具合があったのか・・・初期型2N0の現存数が少なく3G7以降が多いのはこういう所も影響してるのでしょうかね。


シリンダーは、
↓2N0

↓3G7

大きな差異は認められず。