3号機 始動性が悪い その3 〜ポイント点火に変更〜

タイトルが「クレイジーガイ」だね。
皆さんポイント点火採用車両を頑張ってCDI化してますが、今回のDT50みたいに点火系のトラブルが起きると非常に厄介。
しかも古い車両だとCDIユニットを筆頭に部品も無いだろうし。


こういう時、ポイント点火って良いよなぁ〜大抵ポイント磨けばかかるしさ。
余程、ヘンテコなメーカー&車両じゃない限り部品(ポイント)は出るし。
心配性ならコンデンサーとポイントを新品にしちゃえば、飽きるまで乗れますね。
馬力がぁ〜とか、高回転での点火タイミング可変機能がぁ〜とか、言ってる場合じゃないよね、動かなくなったらさ。


巷で言われてるほど壊れないね、ポイント点火。
俺のDT125も去年から基本的にノーメンテです。ちゃんと整備しておけば急に壊れて始動不能になることも珍しい仕組みなんで、ちょっとかかり悪いなぁ〜とか、何となく吹けが悪いなぁ〜とか、そういう初期症状が出たら清掃なり交換すればよいわけで。
お値段もCDIユニットに比べれば確実に安価、お値段お手頃です。


で、CDI→ポイント点火という世間の逆向きに突っ走ります。
ミニトレとかで逆は結構いますが、DT50の点火系をMR50(2E7)にしてしまったのは恐らく俺ぐらいでしょう。

今回のドナーエンジン。
世界初かも?なんて考えると楽しくなってきました。


ボア×ストロークは両車共通。ってことはMR50のあわせマークで恐らく大丈夫だな。

DT50にポイントが付いてる世にも奇妙な図。
ポイントベースの取り付け穴はYB-1と同様、M5でしたので今回も気合でM6を突破させて装着。
フライホイールの嵌り具合とかも完璧で、ばっちりポイントヒールがカムに乗っております。クランクシャフトの先っちょはMR50系と共通な様子。

ぱっと見た感じ、変化ありませんが、

フライホイールには誇らしげに「1K8」刻印。
テクノロジー的には退化してますが、核爆発が起きても点火しそうなエンジンになりました。軍事車両みたい。


イグニッションコイルもポイント点火DT125用に変更。

以前、自分のDT125にCDI用のコイルを付けて始動困難になったくだらん実験が生かされる結果となりました。何が役に立つか判らんモンだね。


で、運命の始動。

恐ろしくアイドリングが安定しております。直結なんでキーオフで始動しております。
DT50に乗ってる人ならわかると思うんですが、この回転数で安定したアイドリングを維持出来る車両ってありそうで中々無い。
って事は、エンジン周りOKで点火系の何かが異常ありって問題の特定が出来ました。
温間時の始動性も良好、吹け上がりも快調。むしろ、純正CDI仕様より始動性は良いような気がします、経験上。
こ、これは一体・・・。本日、新たな世界が広がりました。
しかもコレでリミッター?何ソレおいしいの状態です。最高速=回るだけ回せ仕様。
っつても、1万回転前後が限界といわれておりますポイント点火。


世の中の流れに嫌気が差した人、どうですか?ポイント点火化。
TZR50をポイント点火で6V仕様に・・・なんて、凄くイカイカしてると思います。
誰かやってみて。


=結論=
ポンコツ化したCDI仕様のエンジンは壊れたら大変。ポンコツはポイント点火に限るな、うん。