フロントサス換装〜プレスカブリアサス改〜

冬の札幌ならではのフジツボみたいな凍塊だらけの路面。
アレにフロント取られるんだよね〜ダンパーがヘタってきたみたいです。
純正サスって持って4〜5年だね。


構想1年、製作1時間。
遂に変態紳士仕様が決まりました。

このホンダ純正特殊工具、何故持ってるのか?自分でも判らない。けど、あります。サス分解なら任せろー。
ただ、大型バイク用(プロリンクサス用)なんで、ちょいとユルユルです。
まあ、大したバネレートじゃないんで暴発の危険性は低いでしょう。


最初に思いついたのが、

スプリングカット。
2巻カットでどうよ?と旧車壊のノリ。
結果=車高下がるだけ。押してみた感じ硬さは変わらず。切った長さの分だけスプリングが遊んでしまい、却下。


結局、旧車リアサス塚を物色して、CD50って書いてある古〜いリアサスが良い感じだったんで、スプリングだけ拝借することに。
ケース部分が青いリアサスってCL50用なんでしょうかね?

現行のカブ系リアサスとは違い、倒立タイプでした。カッコイイ〜。
上側のブラケットがアルミだと倒立サス=プラケース側から外してやらんと駄目。
下部アルミブラケット部と一体成型してあって、コストかかってそう&造るのメンドクサそうな造りです。特にメリット無さそうなんですが、何故故に倒立?まあ、思う所あっての造りがホンダイズムだからね。
コレ、現行のメッキ側を押して外すより難易度高し。
多分手押しじゃ無理。


近年のカブは先人の努力全否定で、普通の正立サス。

鉄にメッキが正立サスの目印。
コレで問題ないんだから、論より証拠。結果が全てだよね。


因みに、この手のリアサスはひっくり返して使えません。スッカスカになっちゃいます。そんなもんで、ダンパーの抜けを確認する際は車載状態同様の角度で10分ぐらい放置してから、押してみないと判りません。横倒しで保管してたサスがスッカスカなんて当たり前田のクラッカー。


カブってプレスや90でサス設定が違っております。
プレスカブはダンパー&スプリング硬め。スプリングだけ硬いって訳じゃありません。
ダンパー単体にして押してみると良く判ります。
仕様別に細かく設定してあったりして奥が深いです。



スプリングはちょっと短め。細けぇトコの長さが違いますなぁ〜。巻数も違うんでしょうね。

実際、装着してみたら「ちょっと短め」分だけ遊んでますが、まあ良いでしょ。
スプリング弱めでダンパー硬め。
全裸でも、ネクタイと靴下だけは忘れないみたいな仕様です。


乗ってみた感じ、フロントサスは動かないけど左右に振られないという素敵なセッティング。フジツボ路面走行時、タイヤがビックリしてる間に通過する感じ。ビックリ→パニックまで正直にサスが反応しちゃうと乗りにくい。

車高はノーマルと同等なんで直線で軽い感じも無く、丁度良いボトムリンクの角度なんで「ガツン!」となっても、正常に動いてる感じがします。
プレスカブのままだと車高上がって良いんだけど、ボトムリンクの角度が浅くて初期の動きが悪い傾向になります。


街中のミラーバーンはダンパー硬めじゃないと、フロントどこ㌧でくか判らんし危険。
これは、スタッドレスだろうがスパイクだろうが一緒。