37F YF200Sピストン流用不可の理由が判明

組む前にピストン突っ込んでみると、

ここで止まります・・・切ねぇ〜。
元々、末広がりなピストン形状。これはピストン全般に言えるんだけど、熱膨張を考慮した形状です。ピストンヘッドって350度近くになるみたいよ、2スト。空冷のビッキビキのヤツは500度近くなるとか。
で、頭でっかちになるのを考慮しての形状ってワケ。
だから、マニュアルでもスカート下部から10mmの位置で測定するんだね。

YF200Sピストン、部品番号ケツの「97」ってのが、外径の1/100ミリサイズの表記サイズなんだね。(厳密に言うと下限ボアサイズ)
37Fの純正は「94」

YF200Sは65,970mmで0,03mmデカイから部番変更にならず「販売終了」になったわけね。
ちっちゃくなくてよかったとプラス思考。シリンダーに傷が入ってたり、減ってるとジャストサイズになるかも?
新品YFピストン+新品37Fシリンダーで組んでも、クリアランスが0,03mmで焼き付き一直線です。理想はシリンダーもYF200Sで空冷化か。
まあ、とにかくピストンクリアランス測定は必須です。


この車両もシリンダーギタギタなんだから、入ってもおかしくないのに・・・余り減ってないのか?ラッキィ。


シリンダーゲージなんて高級品は持ってないので、新品ピストンリングを突っ込んで隙間測定で磨耗具合等をチェックしてたら、ヘッドガスケットの隙間にリングが嵌ってしまいスナップリング状態。

結局、シリンダーヘッドを外す羽目に。結局、外さないと駄目だね。手抜きは良くない。
スタッドボルトが新品同様なのはビビッた。
ヘッド&ベースガスケットも綺麗に剥がれたし・・・ひょっとして21世紀に入ってから新品シリンダーに交換したんじゃない?コレ。


「C」ってのが、シリンダー内径表記なんだろうけど、2LR型のマニュアルは持ってないので判らん。初期型のマニュアルには数値が印字されているとの記載。
「C」ってナンボなんだろうね?

焼き付きピストンでもシリンダースカート部が引っかかるんだけど・・・
何故そうなったのか不明ですが、ピストンクリアランスが狭くて焼きついたみたいです。すでにYF200Sピストンなのか?


おやつ代はギリギリガールズ、もうボーリング屋に出す余裕はありません。
フレームの色なんて塗ってる場合じゃねーぞ、こりゃ。
レッツD・I・Yホーニング、こりゃ今年は焼きつくぞー。