37F ホーニング その2

昨日、0,04mmまでいったピストンクリアランス。
コレぐらいのクリアランスがあると、もう入らなかったり渋い感じとかはありません。
リングなしだとストンと落ちます。
ですが、まだ狭いので本日も闘います。



下から10mmの所が測定ポイント。って事は、ココが一番広いのかな。
私の作業環境だと10分削る=0,005mm削れるみたいなんで、10分1セットを5セット。
途中で回転数変えたり、油を換えたら削れ具合が変わるだろうから、CCIS+ドリル低回転で作業しました。
途中で一気に高回転+連続20分とかやりたい衝動にかられましたが、精神修行ですから。


0,05mmクリアした辺りからハラハラドキドキ。

削る→清掃→測定を繰り返しましたわ。
直角に入れようとしても、ピストンが微妙に傾いたりして入れにくいので、サイドの緩い所からゲージを突っ込み、ピストンごと排気側に持っていって抜く時の引き具合で測定。

ピストン裏側から軽く指で押し、引き抜く感覚は羊羹フィーリングで。けど、「ヨウカン」って見なくなりましたなぁ〜。

0,06mmが入るけど、0,07mmはどう頑張っても入らない。ってことは、いいトコでしょう。


ピストントップはリングを入れないと結構ガバガバなのね、新品ピストンでコレだからね。
ヘッドはぐって上側が緩くても、ピストンが正常なのかどうか判りませんな2ストは。
2ストのエンジン状態チェックは、やっぱ排気ポートから覗くってのが、一番確実で簡単だな。
今回の焼き付き状態でもキックの踏み応えは良好でしたからね。
圧縮圧力だけじゃ判らん事もありますから。