アクスルシャフトが飴のように曲がっており、ホイールが中々外れず。
ホイールを外さないとサスも外しにくくて、屈折2時間。
何とか外れた。
ロアアーム、フォーク、全部曲がってるのね。
ネックは大丈夫かなぁ〜と見てみたら、
ベアリングが粉砕。
これだもん、ホイール外してもハンドル切れないワケだ。
コレを直して乗ろうってんだから、どうかしてるよね。
まあ、どうかしてる人以外は50年前のスクーターに乗らないよね、普通。
とりあえず、内側のビラビラを雑巾掛け。
格好良い舶来品洗浄機も良いですが、日本人なら雑巾掛けだよ、やっぱ。
仕組みを覚えるのは雑巾掛けに限る。
洋物でブシューってやっちゃったら、何がどうなってるのかとか、何処からオイル漏れとか、状況証拠が一切消えてしまい、さあ大変。
ダブルフックレンチでロックオフ。相当硬めにロックしてありましたが、ステムは手締め程度のトルク。これは何時の時代もそうだね。
180度回してやると抜けます。
一目瞭然。あ、すでにフォークは用意してあります。
ホイールもスタンバイOK。
ステムのアッパーレース(富士重的にはリテーナ)の状態は、
グリスが残ってました。
清掃してみると、
凄く綺麗です。ちょっとだけ打痕がありますが、凄く良い状態。勿論、錆など一切無し。
残念なのは下側。
割れちゃってます。
一応、破片は全回収しちゃったりして。
フレーム側に大きなダメージ無し。しっかしまあ、錆が少なめな車両だな。
ステム内側(ネック部分内側)って、普通はもっと錆びてるよね。
ロアリテーナー抜き取り時にネットで見つけた小技、
全バイク適用なウェポン。M8ボルト&ナットと長い棒。
S301のベアリングって叩き代が少なくて、棒で突っつく方法だと激戦が予想されます。
ところがギッチョン、
5秒で抜けました。冗談抜きで。
考えた方、天才ですね。
コレ凄く良い方法です。
手応え的にテーパーローラーベアリングのレースも楽勝だな。
感謝、感謝。