F9 ピストンチェック

マフラー外したらピストンとシリンダーをチェック。2ストならではの恒例行事です。

ロータリーディスクなんで、排気側の壁面が覗けませんが、第三掃気側は覗けます。
浅い縦傷が少々、コレ位は70年代空冷2ストでは当たり前。
そりゃ、走行風だけで大排気量シリンダーを均等に冷やせるワケ無いですもん、穴だらけの2ストだと特に厳しいシチュエーション。
だから吸気ポートがクランクに付くロータリーディスクバルブって普及したのかも?熱対策的にシリンダーの穴が少ないほうが良いでしょうから。


一部マニアにありがちな、傷が嫌なら乗らないって方法しか無いんじゃないかな?床の間仕様ってヤツね。
そうして、見た目綺麗なままミイラ化すると。
バイクは回遊マグロと同じ、止まると死ぬぞってのが持論であります。
ミイラ化を防ぐ手段は簡単、たまに乗る。たったコレだけです。
簡単なんですが、サボっちゃうんだな、コレが。
自分はミイラ館には全く興味なし、秘宝館のほうがスキです。


ピストンは、

凄く綺麗です。俺のメイト200より全然綺麗、こりゃ良好な圧縮もあるわけで・・・キックもクソ重たいワケだ。


カワサキのビックリドッキリメカ、

ピストンリングが3本。2本で十分ですよぉ〜byブレードランナー
はじめてみたわ・・・恐ろしいメーカーだ。
因みにバイソンは2本みたいです。ライバルのハスラー400やRT-1も2本。
大排気量で耐久性を考えたらこうなったんでしょうか。
状態は吹き抜けも少なく、リング辺り面にキズやガンメタっぽい部分も無く、しっとりと濡れておりまして良いかと思われます、経験上。