真ん丸ゴムで中にスプリングが入ってるF5と違い、
ゴムだけ交換できない一体式です。
カワサキとしては奇跡的?に部品が出ました。KE100というバイクと同じみたい。
流石カワサキ、当時の風情台無しな現行250TRチックなステップです。
恐らく旧タイプは減りが早いんで、こうなったんでしょう。
実用重視、使ってナンボな思想の私は、こっちのほうが良いと思います。
サクッと交換して終了かと思いきや、
何か変。判ります?
左ステップの下側の窪み。コレ、キックが当った跡だよね?
ステップ形状が変わり、上部がフラットになったら角度がおかしいので気付きました。
このバイク、左右のステップホルダが逆でした。
固定のノックピンや三日月状の凹み等が全く無く、自分で好きな角度に合せろ!って造りなのも、どうかしてるとは思いますが。まあ、そういう時代だったんだよね。
現状、実用上は問題ないですが・・・このままだと、ステップ固定部(エンジンマウント)のナット締結が非常に困難です。
外して形状を比較。
ボルトがオフセットしてるんですね。たたむ側は、ゆったりとしたラウンド形状。
左ホルダ内面にはワッシャを切ったものが溶接されておりました。ひっくり返ってつけてたからなのか、ステップゴムの劣化の為なのか、垂れ下り防止処置でしょう。
ただ、コレが付いたままだと新品ステップが付きませんし、つけてもカチ上げ状態必至。
タガネ&棒やすりで除去。鋳物への溶接だから、ガッチリ付いてなかったのが不幸中の幸い。
足が載る部分の錆が復活。やっぱ旧車はこうじゃないと。ココの錆は、乗ってるとピカピカ鏡面仕様になります。
ココの錆をシコシコ落としてるようじゃ、ミイラ化必至。
左右とっかえ作戦、パーフェクトウインです。
キックも凹みの位置に当ります。ただ、ココまで降ろすのは大変。昔の人は偉かった。