Z50J1 腰上分解

近所のジジイと立ち話してたら、今日が祝日という事を教えて頂いた昼下がり。
だから見積もりの返答も無いのね。
駄目だなぁ〜毎日が旗日のオレ。



カムチェーンテンショナーのスプリング、上から細いスプリング→太いスプリング→アジャストナットBの順。



右下、普通のナット。他は袋ナット。

左下は銅ワッシャ。




燃焼室内はジュクジュクです。オイル燃え燃え。
ガスケットやOリングから漏れてる形跡は無しなので、リングがステムシールでしょう。

リングの張りも弱ってるかな?新品はもっと飛び出してるような気がします。
減りはないけど張力低下ってのも、いくら大事に扱っててもパンツのゴム同様。
40年以上経過すれば致し方なし。


こんな感じでカムチェーンがグチャグチャっとならないようにしてます。
グチャグチャっと中に落ちたら、コレが中々引き出せません。
紐でも輪ゴムでも何でも良いけど、中に落ちないように配慮しておかないとフライホイールを外す羽目になります。


オドメーターが千キロ、多分ウソでしょ?と当初は思ってたんですが、


実走行みたいで。内側はドス黒くなってるのが当たり前なんですが、新品みたいだし、ピストンもめちゃ綺麗。


排気弁側に若干のカーボン噛み跡あり。


軽く擦ればOKでしょう。虫食ってるとかそういうのは無し。


白煙吹きまくりの原因は、

恐らくステムシールでしょう。カチカチだし。
ゴム製品は使ってると案外壊れませんよね。


一番大変なガスケット剥がし。

黒ガスケット当時物がバッチリ張り付いており、剥がすというより粉にするみたいな作業となりました。普通だとペロっと剥がれる、ボルト間のボーナスステージも無し。

カブ系エンジンってシリンダーヘッドに紙ガスケット4枚もあるだわ、それが全部固着してるわけ。シリンダベースG/Kも、クランクケース側に残ってしまうという悪運もあり、結局、5時間もかかりました。


同時進行の清掃、

コレも地獄、オイル下がりを放置してかなり走ったらしく、カーボンバッキバキ。
明日、組める体制に持ってくまで作業したら午前1時半だってさ。まいっちんぐ