Z50J1 純正ガスケットvs「完全」ガスケット

ついこの間も見たような光景・・・。

デジャブ。
安物買いの銭失いを地で行く、甘い誘惑にやられた典型例。


ヘッドガスケットからの2次エア発覚後、全く始動してないのですが、

ベースガスケット近辺にオイル滲みあり。ヘッド周りのオイルが全部下がってきたヤツ?
ヘッドガスケットからなのか、ベースガスケットからなのか判断が付きかねます。
但し、走行後チェックだと漏れは確認できなかったという不思議。
あっという間にガスケットが劣化orぶっ壊れたのでしょうかね。



燃焼室内もこの有様。

ヘッドガスケット表面のカーボン調表面処理に剥離あり。
ちなみに、さわり心地はしまむらで買ったモモヒキに入ってた厚紙そっくり。


続いて純正ガスケットと比較。
・ヘッドガスケット


燃焼室周辺の丸金属、サイズが違いますねぇ〜「完全」は上下薄いし、外径も小さい。おまけに僅かな使用時間で反り返ってるし。


純正ガスケットはデリケートゾーンに謎の透明コーティング(手触りはシリコン系の何か)が施されております。
・ベースガスケット



1、純正ガスケットで定番のカムチェーントンネル部分に液ガスが完全硬化したみたいな何かが塗ってある。
2、右下オイルライン(オイルジェット風味な小さい穴開いてる部分)の形状が違う。
3、右上オイルライン(スタッドボルト穴)形状が違う。純正はスリーブ側に無防備宣言、繋がる事によりオイルの返りがよくなるのかね?コレ。

・オイルラインのOリング(小)


厚みが違います。純正(黒)のほうが薄い。
もしかして、オイルにやられておっきくなっちゃったか?昔、DT1用のクランクシールで経験あるんだよなぁ〜長靴のゴム的なオイルシール。ブニョンブニョンになりやがるのね。
色も違いますが、性能的にはどうでもいい部分。
・オイルラインのOリング(大)


ちっちゃいOリング同様。
Oリングで漏れてたっぽいね、コレ。
無理してワンサイズ小さいor大きいOリングを付けて漏れた経験ってありません?ぎゅっと押し付けるから大丈夫みたいな発想、独善的プラス思考で大失敗みたいな。
ソレと一緒の理由ですね、多分。
結論=「完全」ガスケットセットは「不完全」で使い物になりません。


ステムシール、買い忘れた・・・大丈夫なのを期待しつつ、組み込んでみる事にします。多分、もう一回開ける事になりますね、ハイ。
こういうとき、純正ガスケットって根性あるから、短期間での再利用で問題が起きにくいです。