37F ステムベアリング交換

Vガンマのアンギュラベアリング付けて約半年。
「コキッ」って音がする度に増し締めしてたんですが、いよいよ様子がオカシイ。
音が出ないレベルまで締め上げると直進でフラフラ、立ち上がりでアンダー。


ガソリンがリザーブに入るのを待って、ようやく作業開始。

ガソリンが少ないとフロント上がり易くて作業し易いのであります。
タンク外せって?メンドクサイじゃん。



がっつり打痕。やっぱ寸法合っててもダメなんだね。
逆(ボール→テーパーローラー)はありですが。
こういうのを見ると、テーパーローラー化も厳密にはダメなのかも?
剛性が上がりすぎてネックが痛むとかありそうですよ。
そもそもジジイバイクにテーパーローラーってのもどうなんでしょうかね?と思う今日この頃。


今回はキッチリと組もうと。


上は純正部品という間違いのない選択。
下は純正部品が約3,500円と高いんで、


市販のテーパーローラーを用意。規格は完全に一致、シールが無いのがネックですが、Vガンマのシールで何とかする作戦計画。


アンギュラのステム側に残るレース(インナーレース)って超抜きにくいんです。

テーパーローラーのほうが引っかかりがあって抜き易かったな。

車体側は前回造ったスペシャルウェポンで、

あっさり陥落。ツバの出っ張りはアンギュラだろうがテーパーローラーだろうが一緒、打撃を加えれそうな出っ張りゼロ。これはもうネックの造りが問題なんだね。
同様なネック構造を持つFJ1100やV-MAXの皆さんも苦労してますね。


テーパーローラーだと打撃系で打ち込むのは非常に困難なので、


外したレース+アクスルシャフト+ベアリング打ち込み用カラーを駆使。
一発で真っ直ぐ直角水平に入らないのは毎度の事。修行が足りないのか、そんなモノなのか。


ニードルローラーベアリングのグリスアップは、

こっち側からシゴキ入れ。
反対側から出るまで暫くかかりますがしごいてしごいて・・・こうやってグリス入れておかないと、グリス切れで棒状の打痕がすぐ発生したりします。
車体側に打ち込んだアウターレースなんかより、こっち側のグリスアップが遥かに重要。
面倒がって高級グリスの性能に頼らず、ひたすらシコシコしごいてやれば安物グリスでも十分ですよと実体験。
勿論、高級グリスでシコシコすればこの世の楽園、将軍様も納得の完璧な仕上がりになるかと思います。



Vガンマのダストシールだと、ゴムの部分がベアリングと若干干渉。
裏表逆に組めば良かったと後の祭りですが、使ってるうちにゴムが減ってスムーズに動くようになるべぇ〜と楽観的プラス思考。


ちょいとダストシールに引っかかってるなぁ〜って乗り味ですが、時が解決してくれるでしょう。
フロント周りのシッカリとした感じというか剛性感がアップしたような気がしますが、プラシーボですかね。勿論、歩道の段差を乗り越えた時とかに出る「コキッ」的な変な音は全く無くなりました。