3号機(Y型) ドリブンプーリー分解清掃


純正ガスケットキットにココのOリングが入ってるって事は、エンジン分解時は必ず見ろって事でしょう。
実際、グリスアップするとスムーズに加速するようになるんですよねぇ〜。




グリスの劣化っぷりはこんなモノでしょう。ん?

上側の溝に嵌るOリングが有りませんね・・・何故ゆえに?


ココのグリスアップも色々な宗派がございまして、モリブデングリス宗やら、シリコングリス宗やら、伴天連グリス教やら・・・信じるモノは救われる?
但し、マニュアルの指示は「マルチパーパースグリス」です。
要は皆持ってるリチウム石鹸基系のアレ、普通のグリスってヤツ。
他の部位ですが、ブレーキ軸や各オイルシール組み込み時にシリコングリスやリップ保護系のスペシャルグリスを使うのが定番なんですが、サービスマニュアルでは「マルチパーパスグリス」でございます。
サービスマニュアルという教科書どおりに組むと何でもかんでもMPグリス、モリブデンやシリコンなんて殆ど使いませんよ。
純正原理主義者はココまで拘って頂点を極めて欲しい所ではあります。


私はキタコのプーリーグリスというクッソ硬いグリスを以前イレ様に貰ったので、ソレを使ってます。
理由?俺自身が実験台、数年使ってますがコレで問題ないから。
他にもっといいグリスがあるのかも知れませんが、こういう所は滅茶苦茶保守的なんで、オレ。
新製品も魅力的ですが、新薬特有の副作用が怖いですよね。

良くある間違いでコッチにグリス塗っちゃう→ベルトにグリス付着→滑る、切れるの原因になります。

Oリング、オイルシール、カムのピン部だけで十分、それ以外は無用の長物です。
ココやっとくと、40km前後の回転落ちが緩和されるんだよねぇ〜不思議。