後ろのエンジンマウント交換


ちょっと判りにくいですが、ロアアームが左に寄ってるのが異常。
軽く持ち上げると10mmぐらい?ガタがあります。




強化ブッシュに・・・なんて考えて、HKSやCUSCOのHPを見てみたんですが、売ってないみたいなんで純正で。


交換に先駆けて、先日換えたばかりのフロントブッシュの固定ボルト2箇所を緩めておきます。

こうしてやらないと、ブッシュに余計な負担がかかるだろうなぁ〜と今更気付きました。
ベルト交換の時も緩めたほうが良いね。


こんな所マジマジと見たのは初めて。
亀裂もあり、ガタガタ。

こりゃダメだわな。

予行演習が効いて、

あっさり陥落しました。
コツとしては、最初の「ギギィ」音が出るまでは硬いので、ほぼ同寸のカラーで押し込む。
(今回のブッシュは外径28.1mmだったので28mmで押し込みました。)
1/4ぐらいまで抜ければ、後は1mmぐらい小径のカラーでも抜けます。
28で最後まで押し込むと圧入完了、抜いたり入れたりのネバーエンディングストーリーです。
リマールって今どうなってるのかググってみたら、普通のおじさんでホッと一安心。
アノ頃の方々って薬局で売ってないオクスリの影響なのか、見るに耐えない劣化っぷりの方々も多いわけで。
あの、カッパみたいな髪型って流行ったよね〜MTV世代涙モノ。


↓左側

抜けちゃいけないカラーが抜けちゃってます。こりゃ、ガタも出るわけだ。
↓右側


こっち側はゴムごと抜けてきてます。


打ち込み完了の図。

最初の2~3mmはプラハンで叩き込んだほうが、真っ直ぐ入れやすいですね。
ナナメった場合、手動圧入だと硬くてオカシイと感じられるコジキスタイルのメリット。
真っ直ぐ入ってるとヌルッと逝きます♡入ります。
機械でやっちゃうと無理っくりナナメって入る→壊れるって可能性もあるのでは?
大体、油圧プレス様の為だけに、デフケース外したり、ガスケット用意したり・・・バカらしくてやってられないよね。


フライホイール下のクリアランスが、ハッキリ判るレベルで増大。

ブッシュ壊れてたから、アクセル&ブレーキワイヤーのアウターが擦れて駄目になってたのね、コレ。


心なしかエンジンの角度も変わりました。

持ち主以外は感じられない差ですが、交換前はもっと水平気味だったような。

リアフェンダーとタイヤのクリアランスも増えたような気がします。


荷台を押して見た限り、リアサスペンションの初期作動がバツグンに良くなりました。
コレはハッキリ体感できるレベル。
ジャイロUPの場合、エンジンがスイングアームというか何と言うか不思議な造りなので、全然サスペンションに関係無さそうな、エンジンマウントのブッシュがバリバリ効いて来るんですね。


カブ等のとっつぁんバイク系で多く見られるリアサスのバネっぽいアノ感じ。
ひょっとしてブッシュの劣化が原因?
恐らく、スイングアームのブッシュ交換すると激変するんじゃねーかな?と、今回の交換で思いました。
25年でコレだもん、しかもジャイロより激しく動いてるんだし。
ポンコツ系に限らず10年ぐらい経ってたら、間違い無く劣化してるハズ。
よし、早速イレ様に勧めてみよう。


乗ってみたら、バ・ツ・グ・ンに良くなりました。
リアのガタピシ音、突き上げ等は激減、今までジャイロUPってガタピシ上等な乗り物だと思ってましたが、元々はちょっと硬めなレベルってダケなのですね。
それと思わぬ副産物?リアの唐突な挙動が無くなりまして、中々滑らなくなりました。
横滑りやオープンデフ特有の空回りが少なくなったのにビックリ。
格好良く言ったら、アレだ、トランクスかかるって言うのかな?ソレだソレ。
こりゃ良いや。


50チョイしかスピードが出ない点を除けば、特に不満なしな状態になっちゃったから、カブ110熱も沈静化、当分3輪車で逝くか。
ただなぁ〜リア用スノータイヤとブレーキ、パーキング、スロットルワイヤーが販売終了なのがイタイ。