ヤマハスポーツ 80年代のスピードメーター分解

メイト200のメーターが間もなく1万㌔の大台にのるぞぉ〜写真撮っておこうかな?と思ったのが2日前。
それから「9.999km」のまま・・・いつまで経っても万の位が動きません。
トリップメーターは作動OKなので全く走行に支障は無いのですが、これはこれでイラつくというか、気になります。
指針も50kmぐらい走るとプラプラしだすんで、お取替え決定。


タコメーター同様、内部だけスワップしてやろうかと。

RZ-RだったかFZRだったか忘れたけど、皆コレだった80年代のヤマハ良くあるタイプのコレをドナーに。
今回は具だけを摘出、ケースは破棄しますので

コーンビーフの要領で開封。リング再利用しようとなると手先の器用さが必要=失敗のリスクが高まります。ちゃんとカシメないと裏が曇るんだ、コレが。あと裏のネバネバを汚れと勘違いして拭いちゃっても駄目。あのネバネバが曇り止めなんだよね。

ココまでは楽勝。


単純に分解だけなら、針外してプレート外してって事になりますが・・・それやっちゃうとゼロ位置がズレる可能性大。
針を組立の際に研ぎ澄まされたフィーリングで勝負→特に低速域でおかしな事になりがちです。30kmも出てるか?みたいな。
そんな状況になっちゃうと、
支局の検査ラインにならんで40km○だけゲリラ受験してくる等の処置が必要になり、最終最後にメンドクサイ事態が起こりますので(前回のタコメーターで学習)今回は、針を残したままでトリップメーターのリセットノブを外します。

パネルのビスを外して、オドメーター開口部をトリップメーターに持ってくると、

緑色の樹脂製パーツが見えます。コレ、ノブを回した時に「カチカチ」ってリセットしてるぞ!フィーリングを出すカム?みたいな部品。
コレを直接抑えたり(ムズイし壊れるかも)高級ラジペンで軸を抑える技もあるみたいですが、失敗の無い方向でどうやろっかなぁ〜とプチ知恵熱。
で、閃いたのが下記方法。

緑色のコレを抑える板バネがありますので、

硬い棒状の何かで固定する方向に押さえてやると。
ノブは逆ネジですので注意、時計回りor「の」の字を書く方向で緩みます。

ポロンチョ、作戦成功です。


板バネやカム、トリップメーター周りはこんな感じ。



パネルを再固定して、

マーキング。(オシッコかけるワケではないぞ)この為に遠回りして分解しましたが、組む時は超絶楽チン、誤差無し間違い無し。
こういう時のマーキング、ポスカが便利よん。