CS90 タイ製SKYヘッドガスケット滅亡

=最初に結論=
実際食らってるんだから間違いない、海外ガスケットはやめとけ。
自爆テロなんでマシなんですが、アレですよね・・・オーバーホール済みエンジンが海外ガスケットや得体の知れないガスケットで組まれてたら・・・って組んだんだけどね。
特にゴム類とヘッドガスケットは純正に限るわ、ホント。


カムシャフトの取り外しはカブ50系エンジンより楽かも。

スプロケの内側から抜けます。カムチェーンもそのままでヘッド外せますね。

向かって右下が銅ワッシャ付き=オイルラインって事で。

ドライなカーボンがドッサリ。4年前に開けてるのにね、コレは無い。
ウェッティーだとまた別問題ですが、ドライなんで単純に何らかの理由で濃かったと考えておきます。

ピストン側もそれなり。チョイウエッティーなんで上がってるかも?ですが、取り敢えずヘッドガスケット抜けが大問題ですからね、ソレを直してから。


フルオーバーホールという甘美な響きに誘われて、全部一遍にやっちゃうブルジョア系修理が昨今多いですが、なんだかなぁ〜。
平成二桁バイクならフルオーバーホールもありですが、昭和40年代のバイクとなると、厳密にいくと完璧には直らないのに(素材の経年劣化だけはどうしようもない、ヘッドやクランクケースを鋳造して造り直すのかな??)完璧主義って歳を取るとそうなっちゃうのかな?と思う昨今。
えぇコチラ下層階級専門ですから。


え?ヘッドガスケットが無い?と一瞬思いましたが、

SKYガスケットはアルミ製のペライやつ。コレは駄目かもわからんね、と今更ながら。

バルブの密着度チェックも兼ねてエンコン盛り盛り。
有る程度漬け置きして漏れが無いのを確認したら、小皿に取ってしつこく残留液で清掃。
ハブラシ、折れた糸ノコ、竹串がオレだけのカーボン落とし三種の神器
4ストカーボンはクソ硬いので高級スクレーパーも直ぐナマります。もったいないからね。

サンエスやパークリで洗うとカッサカサになって逆に宜しくないので、

サンエスで洗っては廃油にドボン。コレの繰り返し。
清掃用のオイルなんて廃油の上澄みで十分ですよ廃油で。色なんて移りませんから。
オイルの5大要素のひとつ「清浄」、これが中々侮れない。
こういう時は灯油が便利なんですが、昨今高くてね〜。
フィニッシュ時は新品オイルを使います、精神衛生上。
洗浄台使ってる方だってアレ使用済みの汁を循環させてるんだからね、ソレと一緒だとおもえば、ね。


4サイクルのエンジン内汚れってブローバイがかなりの原因だよなぁ〜2サイクルのエンジン内がこげ茶色になってるのって殆ど見た事無いし。焼き付いたとか2次エア吸ってたとかだとクランク室内にカーボンが有ったりしますが。
やっぱ燃やして後ろにブン投げるスタイルが良いや、オレは。