リアサス交換

サス交換の目的って色々有りますが、車高下げる為って人も結構いますよね。
それを「ローダウン」って言ったりしますが、これバリ和製英語、車高短と同類憐みの令。
というか、脳内翻訳しても「低下」???なヘンテコフィーリング。
ジムニー勢とか車高アゲアゲ系の方々「ハイアップ」とは言わないよね。(言ってたらゴメン)
ハイアップって言ったら普通はスクーターを思い出します。「ハイのハイのハイ!」ってサンマのCM。
因みに本家アメ公は「ロワード」「ロワリング」というらしい。




ネットサァフィンをしておりました所、何気にイレH3のリアサスが気になったのが発端。
ヤマハ原付って下側コの字だよなぁ→スクーターの殆どがコの字かぁ→短いの無いかな?→JOGとか220mmなんだ→ジャイロUPは215mm、という脳内の流れ。


JOG系の純正リアサスなんて殆ど抜けてるのは、ポンコツ道を邁進している私は重々存じ上げております。なので、中古はナシ。で、3YKや3KJ辺りの純正リアサスは販売終了。
JOG系に乗ってる方々もお困りの様子で、社外に換えてるなぁ。
デイトナ230mmユニバーサルショックってのが評価高いみたいで。
他にはYSSとか東南系もありますが、アジアンテイストが入りまくったギンギンギラギラアルマイトなのが、オレには無理。
真っ黒とか黒/クリアルマイトとかって重要有ると思うんだけど、ワンポイントとしてはケバすぎるスプリングだけ赤とかさぁ〜勘弁してほしいよね。

で、それ以下の下層階級用サスを買ってみました。ザッツ支那製、また騙されるゾォ〜。
イッチョ前にイニシャル5段階調整できるんだぜ、コレ。

235mmってヤツを買ったんで純正比20mmアップ、ジャイロUP。
車高より何より異様に高いと思われる過積載前提?のバネレートを改善したいってのがメインテーマ。



20mmとはいえ随分違います。
支那サス、純正より軽く感じたので重量を計測。


たったの100g差ですが、確実に軽い。太くて長いのに軽い・・・見えない所は手抜きしてると考えるのが妥当?それともスプリングの巻数差?


サス交換の際は、フロントエンジンマウントの固定ボルトは必ず緩めておきましょう。
コレもアップ限定ネタ、普通はこんな部分気が付きませんよね。

忘れると純正車高で中立が出てるゴムブッシュが捻じれて付く=暫くすると千切れます。




付く事は付きました。(パナールロッド外してるのでエンジン角度大)
カラーやコの字幅はジャイロ用か?ってな位、ピッタリ。
ですが・・・高々20mmアップでも色々有ります。


・その1=ダクトが千切れた

まぁ25年近く純正車高で使ってた=劣化&硬化で形状記憶状態だったダクトですし、しゃーないか。ひょっとしたら元々割れてたかも?最近、始動直後にストール気味だったし。

取り敢えずシーズンインしたばっかで乗りたい盛り。てなわけで、カブの古チューブで応急修理。

懐かしのルーズソックス的なブツが完成、下層階級である事を猛烈アピール。
パラパラです、パラパラ。

ダクトBも結構ギリギリだな。
ジョグのスプリングって何故、中間だけ太いんだろうね・・・真っすぐだったら問題ないのにな。


・その2=プーリーケース内冷却エアの排気ダクトがフレームに干渉
コレ、吸いこんでると勘違いしてる方も居ますが、エアの出所=フライホイールのファンカバーってのを考えると自明の理。
個体差有りな部分だとは思いますが、かなり厳しいクリアランスになると思います。


コッチも割れたな。21世紀前半に一回換えたんだけどね。
コレは撤去して筒にスポンジ突っ込んでおくスタイルで行きます。


・その3=燃料ホース、負圧ホースが寸足らず

エンジンの角度が変わる→キャブが下に行く→ホースが足りなくなるという図式。
これも個体差が有ると思いますが、サスを換えたなら余裕の有る長さに変更しておいた方が良いです。
以前、無理付けでTODAYサス(260mm!)を無理付けした時は真冬に押して帰ったなぁ〜負圧ホースがすっぽ抜けしたのが原因。怖いぜ〜ミラーバーンの上でストールは。


・その4=パナールロッドの調整が必要
ブーブーの方々だったら普通にやるんでしょうが、バイクでパナールロッドが付いてるのってジャイロUPだけじゃないかな?

車高が上がって寸足らずになります。無理矢理つける事も可能?かもしれませんが、エンジンマウントへの負担大(ブッシュが壊れて、去年までのオレみたいにリアブレーキワイヤーが駄目になる)+リアが左寄りになるという問題が発生します。

ホンダイズム?ビジネスバイクのクセに何故か調整式パナールロッドなんで、丁度良い所に合わせる事が可能。
但し、調整範囲的に20mmアップが限界かなぁ〜。角度もコレ位が限界かな?と思います。
ジムニー系の改造を見ると、ロッド基部をロワリングして角度合わせるパーツとかあるみたいですが、ジャイロ界にはそんなパーツは存在しません。

パナールロッドの角度が変わり、マフラーカバーの切り込みギリギリになっちゃうんで、ミッションのブリーザーパイプを差し込み部に入れると挟まるか引っこ抜けるかのどっちか。カバー裏側に何となくおっ立てておく事にします。


イニシャル調整は荷台に乗って押してみた位じゃ判らんので、

取り敢えずド真ん中の3段目にしてみました。


↓純正(215mm)

↓社外サス(235mm)

結構なケツ上げ感。
落ち着いて写真を見ると、車高アゲってより荷台アゲですね。最低地上高は変化無し。