握り棒についてる四角穴って何ぞや?と今更ながら気づいて調べてみると、ラチェットを突っ込む穴なんですね、コレ。
まぁステムナットやサスのスプリングでラチェット突っ込む意味も無いんで、トルクレンチ用ですね。
07702-0020001 ピン タイプ スパナ- 11,124円
高級品なんだぜぇ~確かにツメが減らないし良い物です。
早速実験。
トップブリッジを外さなくて済むので楽。
完璧なトルク管理を目指すならソケットタイプの純正工具(ヤマハだったらね)を買わなきゃ駄目なんでしょうが、3.5~4.0kの範囲ですから。そこから約1/4戻しってのがマニュアル指示。
爪に直角というか、ステムシャフト軸に直角というか、ステムトップボルトを締める時と同様の角度でトルクレンチを当てると、正確なトルク値に近づきそうなんで良いかもね。
まぁオレの安モノトルクレンチではどの角度でも変わりませんでしたが。
ステムって職人芸っぽいけど、規定トルクで締めときゃ問題無い部位。
案外規定トルク知らないってステム職人も多いんでは?恐ろしい位車種によって違います。
ヤマハの場合だと80年代後半から2回締めスタイル、2回目のトルクがてんでバラバラ。
同じベアリングでも車種が変われば違うってのがステムベアリングの奥深さ。
こりゃメーカー指定値にしといた方が良いんでないかい?
世のなかで良く勘違いしてるのが、緩んでるから真っすぐ走らないとか振られるってヤツ。
許容範囲で緩い分にはコクって音が出る位で直進安定性には余り影響なし。(センターで止まる打痕できるから早急に増し締めが必要)
振られるとかふらつく場合の殆どがベアリング逝ってるか締め過ぎ。
ステダン最強で走るとフラフラになるでしょ?アレと一緒。
若い内はテルクで何とかなるモンかもしれませんが、歳を取ると段々臆病になるものでして。
ベテランのカンと経験値ほどアテにならない物は無い?フィーリングのズレってイチローでも克服出来なかったヤツ、歳には勝てません。
うっかりミスを防ぐ意味でもトルクレンチを使うという段取り=ボケ防止に繋がるかと。
歳をとったら道具に頼りませう。