チョイノリ3号機 30km/hリミッター付き?みたいな症状~メインジェット自作~

キャブが原因だとしたら、症状的にメイン系統の不調だよね。

 

この車両は、何故か前後期チャンポン。

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フレ番的にもK3なんですが、

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キャブ刻印は22G12なんで、K4以降型用。K3だと22G00(04?)なハズ。

(2019/09/07現在、部品番号末尾10、11は統一されており、13200-22G12-000になっております。)

どこかのタイミングで交換されたのでしょうか?まぁ、新車からノーメンテではないのは確実。

因みに、ジェットニードルが太くなって(3K3→3F29)メインジェットがデカくなってる(#45→#58,8)のが後期型です。

チャンポンの可能性大なんで期待したんですが、シッカリ22G12コンプリート。

混じり気一切無し、アッセンブリー交換?したっぽいね。

 

ノズルとニードルは高いし持ってないんで、取り敢えずメインジェットを交換してみる事にします。

付いてたメインジェットは、

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ちょっと廻した痕が有る位で、すり鉢状部分や穴周辺は凄く綺麗。

見た感じ、全く問題有りません。

前々手応え有りませんが、やってみない事には始まらない。
 

チョイノリ専用?な#58,8なんてジェットは当然持ってないんで、

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前期用#45を拡大する作戦で。

↓#45(加工後)

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加工前はネジ終端部とツライチ位でした。大きくしたものを小さくするのは無理なんで、チョイアップで。

 

というか、この時点でぁゃしぃのが、

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元々付いてた#58,8、幾らなんでもデカすぎね?

突っ込みフィーリング的には#100前後と近似してます。

精密部品なんでフィーリングだけじゃ何とも言えませんが、幾らなんでも・・・って感じがします。

 

まぁ駄目元で自作メインジェットを装着して試運転してみた所、何とビックリ!数字が無い所までムラなく加速します。ウァンゥワモコモコってアクセル無反応になるアレ、一切無くなりました。

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おぉ!濃い目ではありますが、燃焼温度が上がったみたいでガイシが出てきたぞ。

早速、純正ジェットを発注。

コレで無事解決しそうです。

 

前弄った人、突っついた?キャブクリが嫌いな人って一定数居ますからね~溶かすから駄目、元レース系に多い?そういう方々は突っつき棒+ガソリンのみってスタイルです。

腐ってるなんて論外、基本新品に定期交換が基本です。基本ですが・・・そう言っても新品が無かったりするのがポンコツビンテージバイクの世界。

チョイノリだって16年前のバイク、ビンテージとまではいきませんが十分ネオクラシックです。

 

ジェットって小さい番手になればなるほど、些細な事ですぐ不調になりますね。

#200前後だったら多少腐ってても体感出来なかったりしますし。

 

さぁカムシャフトを元に戻す作業に戻るんだ。

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まるでシベリアのラーゲリで行われた拷問みたいな不毛な作業。

 

エンジンマウントボルトに異変有り。14Nm前後で延々に廻る、ネバーエンディングストーリー

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3回目の脱着で伸びたぞ。

流石、5万円バイク。

 

笑ってるビンテージバイク野郎、明日は我が身です。

おたくのナナハンもエンジンマウントボルトが伸びてるかもね。

テルクレンチでまぁまぁ締めた後、トルクレンチでギュッ→カチっていかないヤツって多少は伸びてるハズ。

ナナハンだろうがチョイノリだろうがエンジン脱着を複数回する前提で設計されてないとおもうんだよねぇ~。