タンク内のガソリンは腐って無かったんですが、
キャブレター内はこの有り様。
ただボディーの劣化、減りは少ないなぁ~ってのが第一印象。
スロットルバルブのコーティングに剥がれや削れなし。
ココまで黒々としたバルブ、案外入って無いよ~フルレストアなんて言っててもね。
スロットルバルブが削れてくると何となく濃かったり、アイシング起こしやすくなったりします。
気温一桁辺りで1/8開け巡航→減速しようと思ったらオートクルーズモードみたいな。
そうなるとボディーも摩耗してるんで、そんなキャブレターはフルレストア車両には使えませんよね?ね??
ちょっと人災が発生してるのは残念ですが、コレ位だったら大勢に影響は無いでしょう。
シリンダー内の状況といい、稼働時間短めの車両なのは間違いない。
ココ、要チェック。
一番手前のオイルライン、詰まったらアウト。必ず貫通チェックしましょう。
スローポートも重要ですが、オイルライン閉塞=死です。
錆入りタンクで乗ってると詰まるんだよねぇ(25年前に実体験済み)、なんで下から出てるんだろうね?横から出てるのが大多数なVMキャブですが、コレだけは別。
上手く混ぜようと苦肉の策?
ニードルまでは緑苔来てないから、まだマシ。減りは全く無いんでコレは再利用。
2段目になってるって事は、相当濃い症状だったんでしょうね。
ニードルバルブ受け、大丈夫かなぁ~。
まぁコレは付けてみないと何とも判らないな。
メインノズル入る部分が軽石状に劣化してり、水平線が残ってたりするようなキャブボディーってまず絶好調にならないです。良くて好調位しか望めません。
ぇえ、マイメイトのキャブが軽石状&水平線付きですから身を持って体験中、良く判ります。
パリっと乾いた感じで乗りたいんだけどね、1TG刻印のボディーだけ欲しいなぁ~。
ボディーとジェット以外の金属や樹脂パーツは、
プロツールズの腐ったガソリン専用洗浄剤がバリ効き。
本来タンク内の腐敗ガソリン用なんで間違った使い方?ですが、試しに使ってみたらフロートの緑苔なんて30秒位で絶滅しました。
但し、 キャブボディーや真鍮には使ったら駄目、絶対。
溶けてしまい使い物にならなくなります。
(使用済みジェットや駄目キャブで実験済み)
ピカピカにするのが目的じゃないですからね、キャブレター清掃って。