AA07 イグニッションコイル交換

ようやく来たよ、コレ。

突然止まったんだってさ。

 

エラーコードは出てない。ヒューズも問題無し。

コンピューター仕掛けでも、やる事は一緒。火花、キックの踏み応え、空キックでのガソリンスメル。

今回は火花が飛んでません。

たまたま1千キロチョイしか走ってないAA07が、朝刊のみって事で掩体壕内に鎮座。

ドナー的俺だけの故障診断機にしてしまおうと。

 

OBD2化してエラーログ頼りになろうが、

「動いてる同系車両ととっかえひっかえ」

コレ、最強かつリーズナブル。

 

イグニッションコイルを取り換えっこしたら、症状が移った=故障部位確定。

しかしまぁ外れそうで外れないレッグシールド、鉄カブと同じ付け方じゃ駄目なのかい?コレ。

スカーフ的な形状の鍵周りカウル、氷点下で超ヤバイ手応え。

絶対パキっと割れそうと俺の中のゴーストがささやきます。

下の爪がホンダイズム、フツーのツメで良いんでないかい?と。

AA04の殺人的極悪トルクで締めつけてあるってのもアレだったけど、近年のカブはレッグに罠がありますね。

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多国籍バイクですね・・・コイルはベトナム製。

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皆忘れてるけど、ココ未だにアカだからなぁ~赤組の工業製品にロクな物無しってのは20世紀の教訓。

昔に比べると新品でもプラグコードが硬いのは、リサイクル絡みなのかな?何だか嫌な感じですよね。

メインハーネスもそうだけど、とにかく最近のバイクは配線が硬いね。

 

ホンダって昔からイグニッションコイルの抵抗値は教えてあげませんって主義。

だったら測ってやろうと。

↓新品

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↓故障コイル

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2次抵抗値がおかしいね。プラグコードが駄目?と思ったんですが、

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中の問題みたいだね、コレ。

 

しっかしまぁカブのイグニッションコイルなんて一生モンでしょ?って固定観念をブチ壊してくれました。

熱害でヤバイ位置に付いてる車両(ダイレクトIG)でも、1年チョイで壊れる部品じゃねーし。

迷機AA04も同じ部品番号ですが、IGコイル故障は聞いた事無いなぁ~バラツキ、ハンパネェ。

 

国内生産に戻ったといっても所詮、東亜で造った部品&アセンブリパーツを熊本で組んでるダケなんで、やっぱこういう事になるんだなぁ~やっぱ鉄カブ最強か。

見た目は先祖帰りしつつあるんで、中身も先祖帰りしてくれると良いんですが。

 

HA02乗りの俺が試運転で乗ってみたけど「クソ重い、なんだこのブーちゃんカブ?」って印象、重たいせいで若干振られにくいけど、振られたら最後デカイ滑りっぷり。

AA04よりは前後バランスは良さそうだけど・・・雪道で軽さは正義。

次の型は軽くなってくれるとイイネ。

良くコレで闘ってるなぁ~配達搭乗員に敬礼。