点火しないって事なんで、何がともあれポイントをガン見したいと。
チラ見だけだったら簡単に見れます。
ポイントカバーが後年のカブ系と違い、マイナスでコジって簡単に外せる設計。
こんな感じの爪付き。煙突の蓋(昭和世代じゃないと判らんか)みたいです。
フライホイールを外してポイントをチェックする訳ですが、普通のカブと違って副減速機付き。
ここからがメンドイ。
まずちっこいドレンボルトを外して、オイルを抜く。出る量は50ccとかそんなモン。
で、カバーを外す。
ベアリング残っちゃったな。
次にシフトフォークを抜く。
中々抜けないんですが、そこは気合で。
エンジン側の軸受け部にオイルが残ってるから吸盤チックな感じ。
それとフォーク部に位置決めボール&スプリングが入ってるんで、普通のシフトフォークみたいにスルスル動きません。
ちょっと揺すってキュッと。
シフトフォークが嵌ってる手前のギアは刺さってるダケ、奥のギアはサークリップ止め。
お、一回以上外した形跡。っつぅ~かぁ、ガバマンじゃねーかよ。
サークリップは交換しないと。
ワッシャ外して、
ようやく引っこ抜ける体制に。
副減速機へのオイルラインと思われ。
このOリングは交換しないと・・・
91306-500-010 Oリング8.4-1.6 ゴソウダンと言う名の廃盤。
ヘンテコサイズのホンダイズム、普通の溝掘って規格品使えるように何故しない?こんなトコに深い意味あるのかな。
ほんと、ベアリングとゴム系(オイルシールとかOリング)で困っちゃう♡って事が多いメーカーです。
他にも、ケースカバーガスケット、オイルシール・・・副減速機周りで出る部品はネジとサークリップ位。
ホンダだったら・・・カブだったら・・・壊れないとか誰でも簡単に乗れるとかマスメディアが造り出した幻想、ホンダの広告が裏表紙や見開きに乗ってる雑誌はそりゃぁ~ね、忖度するよね。
今年は実際乗ってるから判るけど、やっぱ変だし頼り無いし特殊だよねカブ系の操作性や走安って。
昭和30年代から進化して無い感じ。
何か使えそうなOリング+入手が楽勝なブツないかなぁ~と色々物色してたら、クラッチ調整ネジの奥についてるOリングがイケるんじゃね?
コレが8.0×1.6です。線径はパーツ名で出て来ないんで実測。手書きなんで本物か?疑惑はありますが、1.6でした。
91303-001-000 (部番変更で91306-HB3-003) Oリング 8MM ¥159
何でコンマ4大きくした?ケース側をコンマ4余計に削らなけりゃ共通化→コストダウンでウッハウハだったんじゃね?と素人考え。
Oリング問題は解決したっぽいんで、本題のポイントチェック。
ワイヤーブラシ?針金っぽい細い何かが散見。
ポイントにとって水分よりヤバイ、接点に付くとエンストの可能性(受け側ベースと短絡=失火)あり。
端子固定がスプリング側になってるって事は一度は外してイタズラしたんでしょう。
ただ、ポイント自体は当時物っぽいんで、取り敢えず換えてみるかな。
幸い日立電装なんで、純正部品供給も安泰です。三菱だっけ?もう出ないのは。