KZ550 アフターファイヤーの原因

「ボボッ」「パスッ」位で「パァァーン!」レベルではないんですが、キャブ弄った後に発生。

古いバイク特有、あちら立てばこちら立たず故障のモグラたたきゲーム。

 

弄ったトコといえば、

・ジョイントOリング交換

・フロートバルブ交換

・フロートカバー、チョークのトコにあるOリング交換

・せっかくバラしたんでキャブ清掃

位なもんですが、入庫時の3.5気筒状態では出てなかったアフターファイヤー。

アイドリング近辺から微妙に出ており、4千位まで吹かした際に「パンパン」と連続発生。

アイドリングや吹け上がりは全く問題無しなのが、頭を悩ませます。

まぁ、バラす前は出てなかったんだから、己を疑えと。

 

で、各ジェット類の締め付けや貫通具合を見ても問題無し。

ようやく見つけたのが、

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パイロットスクリュー部からの2次エア。

バルブ周りとかもそうですが、こういうチェックの際にガソリンとか揮発性の高いブツを使うと爆発しそうなんで、私はクーラントを使用しております。

 

ベンチュリー側から吹いても変化なしでしたが、バキュームピストン部からエアを吹き込むと、

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#3ですが、激吸い(吹き出し?)モードに突入してる様子。

あぁ、ついでにココのOリングも発注しておけばよかったと後の祭り。

 

取り敢えず何とか合いそうなOリングを物色&装着。

交換後はアフターファイヤー無し=原因はココだったと。

 

推測ですが、今までは北米仕様特有のアルミプラグで封印されてて問題無し。

今回の清掃で封印解除、約37年ぶりにスクリュー回したもんだから張り付いてたOリングがスッカスカになったんじゃないかなぁ~と。

残り3気筒は今の所問題ないんですが、まぁ全部換えますよね。

 

清掃、同調、PS調整で別モンになったKZ、始動も0.2秒「キュッ」で「フォーン」です。この時期だったらチョーク要らず。

前弄った400LTDⅡもそうだったけど、マトモだったら始動性抜群なエンジンです。

「キュキュキュ」「ド、ド、グォーン」だったら何かオカシイ。