プレス仕様 バルブスプリング交換

カブ90のバルブスプリングってネットで調べてみたら大体、4万㌔前後で終了するみたいですね。特にインナースプリングはヘタりやすいみたい。

ただ「終了」って言っても、自由長が使用限界を突破してるだけで、何ら不具合は感じませんが・・・まぁやってみたら何か変わるかも?

 

・インナー

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・アウター

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こんな感じだったんで、とりあえず交換。

 

まぁいよいよヤル事無い訳で。

ジャイロ時代と違い、シーズンインまで一か月チョイ位ですがヤル事無し。

流石のカブ。

 

・インナー新品

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・アウター新品

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使用限界の差はあれど、インナー、アウター共に1mm縮んでた。

数値より目視、考えるな感じろですか。

・インテーク

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・エキゾースト

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どっちも似たようなモンですが、視覚的にはインテーク側のほうが縮んでるような気がします。

 

ピンクのマーキングを上(ロッカーアーム側)にして組めとの指示。

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よぉ~く見ると下側(燃焼室側)のスプリングピッチが狭い。

 

不等ピッチ+バネレートの異なるスプリング2丁掛け=サージング防止の効果があるそうです。って、カブですよ。そんなに回るか?ップ

逆に死ぬほど高回転多用する50はスプリング一個だもんなぁ~それより何よりフリクションロスと確実に閉まるってのを兼ね合いでこういう事になったんじゃねーかな?と。

カーボン噛みの問題もあるしね。

JA07で一旦シングルスプリング化したけど、やっぱツイン仕様に戻したのもカーボン噛みが結構あったからじゃねーかな?と赤い保守店の方に聞きました。

とにかく赤い方々に評判悪いんだ、JA07プロ。

 

交換後すこぉーしだけ、変化あり。

・冷間時の始動性向上。今までたまに4~5回キックするときがあったのが、ほぼ1発で始動。今のトコ3発以上キックしてません。

・アクセルチョイ開けしないほうが始動しやすくなった。以前は冷間時は絶対プチ開け、温間時はチョイ開けって感じだったのが、アクセル触らんでもアイドリングで始動するようになったりならなかったり。

・温間時始動のヵヮィィバックファイヤが無くなった。時々、起こってた「ポコポコッ」ってエアクリから聞こえて始動せず。その後のキック一回は絶対かからない(2回目以降だとかかる)不思議現象が無くなりました。

かといって、加速や最高速や燃費は全く変化なし。

 

多少の不具合を抱えながらも10万㌔いく個体もありますから、壊れてから考えるって整備で全然OKですね、スーパーカブのエンジン。

逆に問題ないけど距離いってるから念の為・・・なんてのが一番アブナイかも?

何せ費用対効果が激低ですから、ショップに頼むならその辺も考慮の上で。

普通に走ってたカブでも開けてみたら次から次へと使用限界突破、主要パーツ全滅ってパターンもあるんだろうなぁ~5万㌔超えたカブとか。

 

鉄カブエンジンに予防整備=無駄という事を今月は学んでおります。

ただ、車体の整備はヤレ。