「VJ21A?」ってハテナ付きだったけど、落札しちゃったという搭乗員持ち込みパーツ。
絶対、ガンマ用じゃないです、ハイ。
この時点で判るヤツ、オレ以上のド変態です。
でシール交換して装着しようぜ!という作戦計画。
その前に車種特定出来ないと・・・何がともあれメーカーの標準値で組んでみないと始まらない。
こういう事もやりますってより、日常。
こういうの普通はウゼェって嫌うor断る!キリッってパターンだと思うんですが、ライフワーク化しております、ポンコツ頭の体操。
年式的にも好物だし。
アウター形状的にバブル期スズキ用なのは間違い無し。
ダストシールの形状からショウワ製なのは即判ったんですが(ガンマはカヤバ)イニシャルアジャスター??ってのが・・・スズキ+41φ正立ショウワ+アウターチューブがガンメタ+イニシャルアジャスター付き+バブル期というキーワード。
ココから推測したのがバンディット400V用じゃね?と。バブル崩壊してますが・・・。
スプリング自由長的にもチョイヘタリ程度で一致(バンディット400Vの標準値269mm)まぁ間違いないでしょ?
ただなぁ~ひっかかるのがイニシャルアジャスター。
リミテッド(ロケットカウル付きのアレ)しか付いてないみたいなんだよね・・・前搭乗員は拘りの漢だったのか?その割には分解歴なしっぽいオイルシールの硬化っぷり。
何だか見た事ないリアサス的な4段階調整式アジャスター。クリック、クリック。
バンディットの部番で検索すると無段階調整のアジャスターがでてくるんですが・・・謎が深まりました。
ボトムボルトも回した形跡無かったし、その割には案外あっさり回った。
(90年代初頭のバンディット系、新車時のネジロックが超強力だったと記憶。炙らんと外れん)
ココでホントにバンディット?という疑念があったんですが、続行。
アウターチューブの色+スプリング自由長的にM~R型のバンディット400V用と推測、サービスデータ一覧を見るとオイル量545cc、油面110mmという事なんでフォークオイルを入れてみたら・・・溢れんばかり、油面5mm。スプリング入れたらこぼれます、ハイ。
90cc位抜いて110mmになったって事は455ccか・・・そこまで量間違えんぞ、流石に。
量と油面が一致しない=これは絶対オカシイとシンギングタイムが数時間。
サービスデータ一覧でショウワフォークでスプリング自由長270前後、かつバブルで調べてたら・・・遂に正解を見つけました。
GSX-R250R(GJ73A)
アール多いよ、バブル期バイク。
アウター黒いし、アジャスター形状も一致。
決定打になったのが、付属のステー。
↓バンディット400
↓GSX-R250R
メーターワイヤーガイドの有無、もうコレっきゃない。
しっかしまぁ似たような部品のオンパレード、単体だったら「?」になりますわな。
=GSX-R250R(GJ73A)フォークのサービスデータ=
・インナーチューブ径=41φ
・オイル量=488cc
・オイルレベル=91mm
・油種=G-10
・スプリング自由長=268mm(使用限度258mm)
・イニシャルアジャスター標準値=上から3段目
規定量入れたらレベルはほぼ一致、コレで不安なく戦地に送り出せます。
(ガンマにGSX用は不安だろ!って無粋な突っ込みな無し、下層階級なんで)
なおホイール周りはトキコキャリパーに290φローター、バブル期スズキのド定番。
寸的にフロントフォークが流用出来ないほうが不思議なレベルです。
案の定ボルトオンでした。
使い回しでコストダウン、オサムのヤルキ。
コレって30年も経つと凄く良い事だったと痛感。
なかったらアレの流用すれば良いじゃないってネタがテンコ盛りです、この頃のスズキ。
間もなく崩壊するであろう、投機的旧車バブルに全くのれてない車種が多いんで〇。
眠たいエンジンのマローダーヵゎぃぃょマローダー。
まぁショップ絡みの芸能人が出てきたらオワルよね、ブームって。
BDIも暴落したし、モノ不足も間もなく元に戻りそうな気配プンプン、そうなると潮目が変わるよね。