フロントショックの分解は今までマイナスとか使った力技だったんですが、ネットサァーフィンしてたらタマタマみつけた小技をパクって、
サスペンション分解用特工+ベアリングプーラーのツメ部分をハイブリット。
ストローク不足を補うカラー、焼き付きR1-Zのピストンピンを利用。
これで全バラ楽勝です。
世の中、上手い事考える人が居ますね。
プルップルする事無く発射の可能性も限りなくゼロ、絶大なる安心感。
簡単に分解が出来る体制が整ったので、キチガイ博士の実験開始。
前人未踏?カブのフロントショックに穴を開けて、オイル交換を試みます。
出てきたオイル、少なくね?と思うでしょ。
ところがギッチョン12~13cc位しか入ってないのがデフォルトっぽい。
というのも、
15cc=ストローク半ばにしてオイルロック、反発大で駄目。
10cc=ロッド手押し後、全く戻ってこない。
と、実験結果。
オイルを入れた後にストローク確認は必須。駄目だったら調整、1cc単位な感じ。
ネジ切ってボルト+金属用エポキシ接着剤併用で封印。
都合4本やっちゃったんですがネジ切りに成功したのは一本だけ、残り3本は微細なエア漏れ発生したのでエポキシで封印。
厚みが薄いんで2山位しかないからね、仕方ないね。
続いて粘度。
フォークオイル#10じゃ柔らかすぎてフニャフニャ。
純正同等を目指すのではなく、硬めの減衰をって作戦。
てなわけで、
無駄遣いと思われたオイル上がり防止剤が大活躍。
増粘剤効果で硬くなるワケですが・・・・まだ柔らかいな、底付きするななんてサス分解→増粘剤の割合アップ→交換を繰り返したクレイジィクリスマスウィークでした。
ママレモン程度じゃまだ柔い、トロトロじゃなくドロドロ位の粘度が雪道のガタピシ路面にはとってもいい感じ。
結局、フロントフォークとかガス室別体サスでは考えられない、はちみつレベルの高粘度で落ち着いたんですが不思議な事にガチガチじゃないです、ハイ。
はちみつ粘度でのフィーリング→1Gは気持ち減ったかな?位でほとんど変わらず、1G~中間域でネチネチしてる感じ、フロントブレーキのノーズアップ皆無ガンガンフロントブレーキがかけれる仕様でございます。
サスセッティングが硬めだと氷のパッチワーク的な路面状況で出足払い的なフロントグリップ喪失も少なくなって判りやすい特性になるのがボトムリンクサス。
カブ標準の猫足セッティングだとショック吸収後の浮きあがりが最高邪魔。伸びてる最中に次のギャップ乗り上げて落ち着く暇が無く破綻、ドコ㌧でくか判らないのでオッカナイ。
コレはジャイロUP時代に実験&体験済み、カブもやっぱそうでした。
両方で30ccも有れば十分、ラジコン用ダンパーオイルでもイケるかも?量的にはカンペキ。
コレは他のバカ博士に任せますので、オレのアイディアをパクってGO!オッケーベイベ。
最初はスプリング交換しようと思ってたんですが、普通のフロントフォークに置き換えて考えてみるとスプリング換えるなんて中々のハードチューン。
大抵は油面や粘度で調整、余程のオタクじゃない限りフロントフォークスプリングだけ交換するなんて事は無いと思います。
そう考えると、カブでもやっぱスプリングよりダンパーだよね、最初にヤル事は。
今回のクレイジィテストでは1988年までのカシメ非分解式ショックと黒スプリングの分解式と交互にセッティングして走行、とっかえて夜オイル交換みたいなアホみたいな事やってたんですが、昔のショックは元々柔らかめセッティングという事も判明。
(銀スプリングショックもカシメ飛ばせば分解出来ます。但し、ネジの掛かりがデンジャラスな事になりますので事故自己責任。)
黒スプリングと同様のセッティングにしても何故か初期の作動が柔らくて、オレ的には駄目でした。
ひょっとしてバネレートが違うのかな?