プレス仕様 シリンダー周り点検 その2~ピストンリング交換~

昨年から延々と続いてるオイル食い問題、盲点?まさかの結論。

2年前に新品交換したからイケてると思い込んでいたオイルリングが激っ減りしてました。

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1万6千キロしか走ってないのに・・・。

元々減りやすいのか、ポンコツシリンダーに組んでるから異常摩耗してるのか。

まぁ摩耗してるのは事実。

コレなら2ストのほうがある意味、清々しい。カブ神話って何なんだろうね?

↓1万6千キロ使用したHF7オイルリング↓

シリンダーの何処で測るか?で色々な流派が有ると思いますが・・・マニュアルではスカート部で測れと指示がありますが、私は一番使ってるトコで計測。

リングの減り具合より実使用でどうなの?という考え。

大体、ピストン使って垂直水平キッカリミクロンレベルで突っ込むのなんて至難の業。

シリンダーの減り程度の誤差、簡単に出ちゃうし。

もう見た目で判りますよね。コンマの世界じゃなくなっております。

1mmのシックネスゲージ、楽勝で通ります。

標準値=0.20-0.70mm

使用限界=1.0mm

ピストンリングは0.40

標準値=0.10-0.30mm

使用限界=0.50mm

コッチも結構減ってますね。

シリンダーには傷無し減りあり、カブエンジンでよく見る感じ鏡面加工系の減り方。

 

ヤフオク中古シリンダー(自称2万5千キロ走行)に付属していたリングに交換するミジメな作戦。

合口点検で、

TOP=0.35

2ND=0.35

OIL=0.6

まぁ減ってますが、付いてたリングよりは全然マシ。

自称ですが2万5千キロ使用してるにも関わらず、マダイケル数値。

トップセカンドは0.05程、オイルリングは0.5位、付いてたリングより厚みがあります。

ヤフオク万歳でございます。

左HF7リング、右がGT0-305っぽいリング

ヤフオクリングなんですが、13011-GT0-305リング?疑惑。トップリングがキーストンではない仕様。

ちょっと前まで13011-GT0-305リングって別部品扱いだったんですが、排ガス規制後の13011-GT0-J70も含め、13011-HF7-305に部品統合されてます。

HF7ってTRX90(バギー)ね。

2年前に組んだリングはHF7リング。

ちなみにピストンはH型(88年型)以降、共通です。

 

HF7リングと形が違うから使いたくないけど・・・人柱でGO!

取り敢えず復活した。

ってか、トルク復活すんごくシルキーになった。

キックも重たくなったし。

新品時よりコンマ5足りてないけど、まぁコレで暫く乗ってみますか。

 

今の所、HF7リングってクソなんじゃねーか?という、5万㌔オーバーのポンコツに乗ってる分際でエラソーな疑念を持っております。

オイル上がり発生しだしたのが何時頃だったか・・・去年の頭には減りまくってたと記憶。シリンダーも新品にすりゃぁ~そりゃぁ止まるだろうけどさ。

ひょっとしてリング?という疑念が捨てきれませんので、実験。

 

TRX90って公道不可のバギーだもん、アホほど長持ちしなくていいしフリクションロス少ない方が良いし。

2輪4輪問わず排ガス規制絡みの2000年問題、ピストン&リング絡みの不具合でめちゃオイル食うだのカーボン溜まるだのありましたよねーふと思い出しました。

 

コレで問題無ければ規制前GT0リング収集の日々だな。