C105 シリンダー組み付け 圧縮測定

クリップ再利用はコワイ。

オレ用(カブ90)のサークリップ、同じ13mmピストンピンだからもしや?と思ったら、やっぱり同一部品でした。

(当時の部品番号13115-001-000ですが94601-13000に部番変更)

この辺は現行も13mmで一緒ですよねぇ~カブ90に現行カブ110のピストンイケるんじゃね?とか、ツマンネー事を考えてる今日この頃。

ボアもピン径も一緒、ハイトがどうなのか?ってのが謎。

 

四角断面のOリング(□リング?)が廃盤部品。

社外ガスケットセットのヤツってちょっと薄いよ、多分ね。

緑のOリング、中々マニア好みで良いんじゃね?

ネット検索で探ってみても、両方緑ってのは激レア。

まぁ組んじゃったら全く判らんのですが・・・ほら、東大寺の屋根裏から出てきた墨壺みたいな。そういうスピリッツね。

 

組み付けはOHC以下、2スト並み。

とにかくシンプルなんで、初めてのエンジン弄りにはうってつけ。

しいていうなら締め付けトルク。

シリンダーヘッド(スタッドボルト)0.8k

ヘッドカバー、オイルボルト0.7k

と、とにかくヤンワリとした弱トルクで組み付けます。

2番のプラスドライバーでネジを締める、アレ位のトルクでございます。

とにかく締めたガールなオッサンが多い、漏れたら増し締めしよっと💛位の心意気で。

カブ系はホント締めすぎ紳士が多いんで。

 

↓交換前

↓新品ピストン+リング

なるほど、全く変わらん。

けど、踏みごたえは若干違うんですよね。

死点での引っかかりというか・・・そういうトコはコンプレッションゲージでは現れませんね。

 

元気な踏みごたえ感=キック一発だけでのコンプレッションだと私的には思います。

一発だけで7k。

一発だけの圧縮、圧縮測定の際は超重要。

 

5~6回キックすれば10kあるんだけど、一発目が4kとか・・・そんなエンジンに限ってオイル上がりだったり、始動性悪かったり、イマイチなホンワカホッコリな吹け上がりだったり。

 

オイルモクモク時と違い、始動ほぼ一発。

大きく違うのは冷間時からすこぶる回転が安定しているトコ。

今まで何だったの?ってレベルで静音仕様、ウソのように静か。

ちょろっとプッシュロッドのカタカタ音が聞こえる位で、現行FIカブレベル。

吸気音も静かになり「ゴボゴボ」言わないし、排気音も荒ぶる系の悪そぅ~なバイク的サウンド絶滅収容所行きになったらしく、ブルゥーン。

アクセルを余計に開けないと駄目ってトコから全てキテルんだろうな。

 

オレのカブ90よりメカノイズが無いのがムカツク。

やっぱピストンとリング新品は偉大、古いからと諦めてる系って大部分はココじゃねーか?