シリンダーにピストン突っ込んだ状態で組むのは楽かも?
ですが、ココでノックピンを入れ忘れるという大チョンボ。
結局、何時ものパターンで挿入という・・・。
そうなってくるとリングコンプレッサーという文明の利器はイマイチ使い物になりません。
摘み口がスタッドボルトに引っかかるし、挿入後に外すのも力技。
シリンダーテーパー部に合わせた形状だったらスポッと嵌るんでしょうが、手でも締めれるトコまでしか縮めておくことが出来ない逸品。
結局、使い込んだ竹串(先が詰まって割れにくい)が最強のリングコンプレッサー。
リングコンプレッサー要らねぇ~無駄遣いの極致。
大端ベアリング採用車両には・・・スッゲー使いにくい。
下から入れる用じゃなく、子メタル採用車両で良くある上からピストン入れる用なんだろうね、コレ。
組み終わった直後、冷間時コンプレッション測定。
驚異?ビックリな結果。
使い込んだピストン&シリンダーは12kでしたから、1k低下というアンニュイな数値。
チョイ暖気、アイドリングで漏れチェック等終わって人肌程度になったトコで再計測。
標準値12kに上がったけど、一発目のあがりが4k程度と終わったピストン&シリンダーみたいな結果。
コレで良いのか?と今までの概念を覆す新品シリンダー。
ちょっと走って本領発揮なのかもね。
但し、乗り心地は別物になりました。
めっちゃスムーズ&トルクフル。
アイドリングは下がった。リング張力ビンビンなんでフリクションロス発生?
コレは組んだ直後あるある現象なんで気にしなくてよいかも。
暫くは新品シリンダーの塗装が焼ける甘い匂いを堪能しつつ、一応ナラシ的な事をしますか~ピストンの当たりがどうのこうのってより、組立て最終確認的なナラシ。
大正時代のハーレーじゃあるまいし、真円出しとかナラシ終了後にピストンの当たりチェックとかする?それで耐久性が変わるのか?って昔から思います。
ナラシを慎重にする人のバイクはそりゃぁ~扱い丁寧だから長持ちするだろうけどさ。
まぁ60上限走行も50km位しかヤルキないですが。
寿命4万キロ前後のシリンダー、バカらしい。
ナラシしっかりやったら倍持つとかだったら頑張るけど、仮に倍も持ったらシリンダーがゴソウダンパーツ化するかも?というジレンマ。