プレス仕様 エンジン組み立て ~ニュートラルセンサーの接点~

グーグルフォトが・・・そんな思い出、振り返りたくない。

 

寄る年波に勝てず、部品を間違えました。

70用(50も一緒)を買ってしまって、

接点が届かないという大惨事世界大戦。壮大なる無駄遣い。

というか、50と90でこんなトコも違うんだね~勉強になりました。

50とはミッションベアリング径も違うし、厚みも違うらしいし(未確認)クランクケースは別物ですね。

 

今回全バラして判ったのは50~70エンジンとは見た目は似てるけど別物だという点。

口の悪い人は寄せ集めエンジンなんて言いますが、かなりの部分が90専用設計。

80年代前半に、めんどくさくなってラージエンジンやめたんじゃないよな、コレ。

他車種や昔ながらの部品を使ってるのは確かに「寄せ集め」かもしれませんが・・・それ言っちゃー50も一緒。

カブ系一次クラッチエンジンの最終形態なんだと思う。

 

因みに90用は35753-035-010 ローター,ニユートラルスイツチ(035はC65)

結局、元のヤツを紙やすりかけて再利用というトホホな結末。

プレス仕様 エンジン組み立て ~チェンジシャフト、カウンターシャフトのオイルシール交換~

シャフトが無いとシール打ち込みも楽勝。

手のひら手首近辺でグッと押し込んでやれば、イイ線まで嵌ります。

 

B/Oでチョイ納期遅れたクランクも現在ドンブラコと苫小牧東港目指して運送中みたいです。

ある程度、組んどくか。

プレス仕様 エンジン分解 ~シリンダーヘッド~

新品シリンダー+ピストン組み込み時に清掃したんですが・・・それから約1,500kmでこの有様。

密閉する気サラサラ無しな排気バルブシート、ややウェッティーなカーボン。

こういうモンなんでしょうね、キャブ車のカブは。

排気バルブはシートカットが必要なレベルだと思いますが、どうせすぐこうなるという現実見せつけられると、バカらしいんでやりません。

多少カーボン噛もうが問題無く動くワケだし、ガソリン無駄遣いなキャブレター車なんでキックスカスカレベルで始動不能ってウルトラレアケース。

エンジン開けた事ある人なら判ると思いますが、FIになってからカーボンがクソ硬くなりましたよね。

↓吸気

↓排気

ヘッドは熱持つから?オイル焼けによる黒ずみが目立ちます。

特に排気バルブ近辺。一番熱くなるトコだしね。

 

 

今回は己自身が実験台、久しぶりにメタルクリーンを使って清掃してみました。

アルカリ系洗浄剤ってアルミとの相性がイマイチなのか、黒ずんだり粉吹いたり・・・

やっぱり黒ずむな。

末端価格ナンボレベルでフィン奥にメタルクリーン残滓の粉。

スラッジ汚れ系は綺麗さっぱり取れました。

やっぱ粉吹くなぁ~使い方が悪いのか?一晩は漬け込みすぎだったのか?まぁ大なり小なりこうなっちゃう事が多い傾向。

表面もブツブツ(燃焼室部とかに残ってる)になっちゃうし、アルミ系に使う時は細心の注意を。

 

表面の雰囲気的にタンク錆取り液に付けたような感じ、素材には間違いなくダメージありだと思うんだけど・・・そもそもアルカリ系ってアルミに使っていいのか?ってググってみると結構マズイみたいね。

出来る限り濃度激薄でスタート、汚れが落ちなかったら増量する感じが良いかと思います。

 

そもそも、堆積物までいかない変色レベルの汚れって取らなきゃイケないのか?という疑問は常につきまといます。

茶色いとか黒いからってエンジンブローする?剥がれてウンタラ・・・そんじょそこらのブツじゃ剥がれねーからこうやって残ってるワケでして。

 

気分や信用の問題か。

プレス仕様 エンジン分解 ~ミッション~

クリスチャン系って意味じゃなく、変速機。

 

↓カウンターシャフト側の部品

清掃前にガン見、コレ世の理ナリ。

綺麗にしたらバレない判らなくなるなんて事もあるわけでして。

清掃は目的ではなく手段。清掃したから直るワケじゃないしね。

つまるトコ、この辺の部品って油まみれが一番綺麗な状態。

食器洗いよろしく洗い油で気合の清掃、カッサカサ状態でバエ重視な「清掃しました!どうよ?綺麗になったでしょ」ってなのも・・・レストア達人なイケてるオレを認めて💛ってな感じなんですかね?写真付きメシ食った系の報告同様、全く判らん。

油っ気ナシ=油漬けで使われる部品にとっては臨死状態。

清掃後、速攻オイルにドブ漬け→組み付けペーストなんて不純物と思ってるオレも異端審問にかけられるレベルですが。

 

23441-GB6-910 ギヤー,カウンターシヤフトセカンド(28T)

23481-GT0-751 ギヤー,カウンターシヤフトサード(23T)

ドグのツメがイガイガしてるのが2速ギア。

左が23421-GB6-911 ギヤー,カウンターシヤフトロー(34T)

各ギアとも内径は殆ど新品同様みたいでクロスハッチが残ってました。

 

この烏帽子みたいな形状の部品が「ニューロータリー」のキモ。

コイツが走行中(カウンターシャフト回転中)シフトドラムにある溝に嵌って3→Nを制限、シフトダウンや停止中はやる気なくダラ~んとなってシフト可能なオールアナログピタゴラスイッチな機構。

カラー、スプリング、烏帽子の3点のみってのがスゴイよなぁ~よくこういうの思いつくな。

 

23221-GT0-750 カウンターシヤフト,トランスミツシヨン

スプロケ嵌ってるトコが錆びてる位で、全く異常なし。

 

↓メインシャフト側の部品

23211-GB6-910 メインシヤフト,トランスミツシヨン12T

23431-GB1-900 ギヤー,メインシヤフトセカンド(17T) 

当たりが強い、ちょっと減ってる。

23471-GB1-901 ギヤー,メインシヤフトサード(22T)

メインシャフト側の2速ギアだけちょっと減ってるかも?

5万6千㌔走って掠り傷程度、3速ミッションの恐るべき耐久性。

 

巷に蔓延ってる4速ミッションに換えるのは道楽仕様ならアリですが・・・私は道具として使うのでナシ。

ゼニもイッパイかかるし、幅広ギア=強い硬いエライだと思うし。

 

各ギアの繋がり?そんなのどーでも良いわ、カブ如きに。

プレス仕様 エンジン分解 ~カムシャフトのベアリング交換~

ネット情報を参考に6902Zと6905C3をネットショップにて購入。

6900番台のベアリングなんて市井では滅多に使わないから、その辺では売ってなかったりします。

 

お値段の関係でNSK製に変更しましたが、純正はNTN製。

左が新品、右が付いてたヤツ。

↓右側(プラグ側)

↓左側(カムチェーン側)

ん?元のヤツは6905、フツーのタマタマ隙間タイプ。

C3やC4ってホイールやクランクベアリングで見かけます。

確かガッツリ高荷重向けだったハズ。

まぁC3でも問題ないとは思いますが・・・ベアリング変更でギンギン回る?そういうの間に合ってるんで、ええ。

 

今回の調査結果=HA02のカムシャフトに付いてる純正ベアリングは6902Zと6905

 

C3は要らないというか、何か起こる可能性も僅かながらアリ。

クランク滅亡記念についでだからと壊れてもいないベアリングを交換するオレもどうかしてますが・・・社外のカムなんかだとC3使ってるみたいですが、そういうの間に合ってるんで。

大体、ココのベアリングって壊れるのかな?

 

今回の教訓=目の前にモノがあるんだから、横着しないで目視で確認。

ネット情報ウサンクサイ。

プレス仕様 エンジン分解 ~シフトドラムチェック~

5万6千㌔でどれ位ヘタるのか?

ニュートラスイッチの接点は換えとくか~時々見かけるんだよね、接触不良。

こんな時に換えとかないと、接触不良如きで全バラなんて絶対やりたくないし、やらないし。

フォークのドラム擦動面に若干擦った跡。ホント「若干」全く問題無し。

2速ギアんトコにある溝に刺さってガチャガチャやってる部分、新品時の加工跡が消えてる程度の減り、コレを減ってると言っていいのか?

ピンも新品か?ってレベル、全くもって交換の必要なし。

 

鉄カブであんま聞いた事無いモンなぁ~シフトフォークやドラムのトラブル。