プレス仕様 エンジン分解 ~シリンダーヘッド~

新品シリンダー+ピストン組み込み時に清掃したんですが・・・それから約1,500kmでこの有様。

密閉する気サラサラ無しな排気バルブシート、ややウェッティーなカーボン。

こういうモンなんでしょうね、キャブ車のカブは。

排気バルブはシートカットが必要なレベルだと思いますが、どうせすぐこうなるという現実見せつけられると、バカらしいんでやりません。

多少カーボン噛もうが問題無く動くワケだし、ガソリン無駄遣いなキャブレター車なんでキックスカスカレベルで始動不能ってウルトラレアケース。

エンジン開けた事ある人なら判ると思いますが、FIになってからカーボンがクソ硬くなりましたよね。

↓吸気

↓排気

ヘッドは熱持つから?オイル焼けによる黒ずみが目立ちます。

特に排気バルブ近辺。一番熱くなるトコだしね。

 

 

今回は己自身が実験台、久しぶりにメタルクリーンを使って清掃してみました。

アルカリ系洗浄剤ってアルミとの相性がイマイチなのか、黒ずんだり粉吹いたり・・・

やっぱり黒ずむな。

末端価格ナンボレベルでフィン奥にメタルクリーン残滓の粉。

スラッジ汚れ系は綺麗さっぱり取れました。

やっぱ粉吹くなぁ~使い方が悪いのか?一晩は漬け込みすぎだったのか?まぁ大なり小なりこうなっちゃう事が多い傾向。

表面もブツブツ(燃焼室部とかに残ってる)になっちゃうし、アルミ系に使う時は細心の注意を。

 

表面の雰囲気的にタンク錆取り液に付けたような感じ、素材には間違いなくダメージありだと思うんだけど・・・そもそもアルカリ系ってアルミに使っていいのか?ってググってみると結構マズイみたいね。

出来る限り濃度激薄でスタート、汚れが落ちなかったら増量する感じが良いかと思います。

 

そもそも、堆積物までいかない変色レベルの汚れって取らなきゃイケないのか?という疑問は常につきまといます。

茶色いとか黒いからってエンジンブローする?剥がれてウンタラ・・・そんじょそこらのブツじゃ剥がれねーからこうやって残ってるワケでして。

 

気分や信用の問題か。