443 各部の状態

皆さん好きそうなバイクですよ〜。
フレーム番号(452−00チョメチョメ)からして、初期型だから73年製ぐらいのヤツ。

エンジンは、

イタズラされてない様子で、123ccのまま。

ミッションオイルを2003年に交換しているそうです。
って事は、21世紀入ってから動いた事あるんでしょうね。
動かんバイクのミッションオイル換えないでしょ?


オレ2歳の時のバイクか。全く判らん。
オイルショックでトイレットペーパー買占めとかあった年ですかね。高度成長期が終わった・・・切ない年の師走に発売されたバイク。
ちょいと、名車図鑑でもみてみますか。

酷い紹介文ですねぇ。
そんなにガッカリだったのか、ハスラーシリーズがそんなに良かったのか。
DT125になると、アップフェンダーで19インチのはずなのですが、この車両は18インチ。

AT125ってバイクのフロント周りが18インチのようですが、ちゃんぽんされてるのかな?
もしくは、こんな仕様があったのでしょうか?


=現状での不具合=
・タイヤ回らん。
・キック降りない。
うーん最悪。
昨日のうちに気合で裏から基地内まで引きずってきました。おかげで筋肉痛っす。
とりあえず、タイヤ回らんのは良くないのでイタズラ。
フロントは、ワイヤー外してブレーキカムを戻してやったら回った。
問題はリア。
全く動きません。恐らくシューが剥離してるかなぁ〜と。

ホイールは楽勝外せましたが、パネルが外れない。
プラハンでコチコチ叩くこと約1時間、無事ダメージもなく外れました。

人間、やれば出来るもんですね。
粉がやばくて、機捜が着そうな状態。


タイヤが回った所で、次はエンジン。
キックがびくともしない。
段取り良く、前日のうちにプラグホールにラスペネぶち込んでおきました。

フライホイールのナットに気合入れてやったら、「ヌチュゥゥゥーウ」とイヤーな感触で回りました。
クランクケース内に腐敗ガソリンが溜まってるようです。
フライホイール部分が超腐敗ガソリン臭いので、クランクシールは昇天しているかと思います。
キックしても、ちょっとゴリゴリ音が聞こえるからベアリングも駄目でしょうね。


何かいい感じに回るべき部分が回るようになったので、調子こいて圧縮チェック。

あれ?いいんでないかい。放置バイクは汚いほうが機関最高って思う今日この頃。
この法則、結構当たってるんだわ。
キャブのスロットルバルブが固着しており、アイドリング開度でこの状態。
更に調子こいて、ピストンチェック。

マフラーを引っこ抜くのが大変そうなので、中途半端な状態で内部観察。

ちょっとダメージあるけど、とりあえず走りそうな状態。
シリンダーは、

うーん、結構傷ついてるなぁ。


フロントフォークは、

30Φ。
錆酷いし、何故かリジット状態なので使えそうにありません。


冬季間のお楽しみにしちゃおうかなぁ〜なんて甘い事考えてます。
道程は険しそうですが。