キャブ調整

毎年、冬の悩み。
この時期から顕著に現れる現象、
〜低気圧が来ると濃くなる〜
去年も一昨年も悩んでて、今年もやっぱり濃くなりました。
夏場でも雨降ったり低気圧の接近で微妙な違いがありますが、冬だと如実に吹け上がりが変化。
最高速が10km/hも低下するんだわ、これが。
昨日も、もっさい濃ゆ〜い感じ、全開でも半開でも変わらずな状況になりました。

縁の部分にカーボンが目立ちますね。中心は良い感じ。
カワサキジェットオイルは薄めのキツネ色に焼けるようで。
去年のピストンリンク交換直後、CCIS赤だと

こんな感じ。
新品キャブ投入というのもあるとは思うけど、冬毛と夏毛の差があります。


おかしいねぇ?レーシングなセッティングマニュアルには冬=酸素の密度が上がり薄くなるって書いてあるのにさ。
ふと思ったんだけど、日本の国際規格サーキット=どっちかというと太平洋側なんだよね。筑波とか鈴鹿とか富士とか。そこで得たノウハウだもんな。
真冬、日本海側、積雪状態のサーキットでキャブセッティングするホットガイは今まで居なかったみたい。


からっ風に代表されるように、冬の太平洋側は湿度が低くて乾燥します。
東京の冬は平均50㌫前後って感じ。
晴れると10㌫台まで乾燥する事もあり。砂漠かよ。
対して日本海側の札幌は湿度50㌫切る事はほぼ無くて、酷い時は90㌫とかいくからね。
平均70㌫ぐらいですかね。
今年の正月って晴れてて寒かったじゃない。アレでも日平均湿度60㌫ぐらいあるんだから。
こういう日はまあまあ吹けるんだわ。80㌫超えると吹けなくなる感じです。


キャブレターにとっては、気温の低下による酸素密度上昇より、湿度の影響が大きいのでは?と推測されます。寒いからガソリンの気化も宜しくないし。
具体的にいうと、真夏の曇天に標高の高い峠越えしたら、吹けなくなる時がありますよね。
それと同じ現象が発生してるのではないかと。
真夏の日勝峠と同じ状況なのか?冬の札幌。
けど、吹けなくなる感じは凄く似てます。
まあ、冬の日本海側でバイク乗るかって言われたらソレまでなんですが。


てなわけで、良かれと思って標準値(1と5/8)にしたエアスクリュー戻し量を出荷時マーキングの位置(2回転戻し)に。
するってぇ〜と、40km前後で起こってたもたつきがかなり改善されました。
燃費に変化はあるかな?良くなれば燃焼状況も良いってワケだからさ。