センターシールチェック


部品は用意した。


NSR最大の弱点、センターシール抜け。
チェックしてからでないと、すべてが無駄に終わっちゃいます。
NSRの中古買う時は、お店でサクサクばらしてチェックしましょう。
多分、叩き出されると思いますが。


外装綺麗なだけじゃ、駄目でしょ。
やっぱNSRは走ってナンボ。


駄目だったら死刑宣告に近いので、緊張しながら作業。
見たくないものです、フロントバンクからガソリン垂れるのは。
まず、

キャブ周り分解。
十字ジョイントのホースとかマーキングしてやると組み立て時に楽じゃね?って思われる方もいるでしょうが、前オーナーを全く信用してないんで、そんな事しません。
だって、

フューエルホース折れてて、まともに燃料供給されてないのに気付かないようなヤツですよ。
組み立て時はマニュアル見ながら、確実に仕上げます。
ええ、人間不信です。
自分以外は信用出来ない、ベトコンもびっくりの精神状態で作業。


リードバルブ外して、緊張の瞬間が参りました。
混合ガスを左クランク室(リアバンク)に流し込みます。

酷いヤツになると、流し込んだ瞬間に右側に出てきます。
このエンジンは、取り敢えず大丈夫。
後は、2〜30分ぐらい放置しておいて、出なきゃOKです。


その間ぼーとしてるのも勿体無いので、フロントシリンダー外します。
クーラント抜いて、ラジエターホース2本はずして下準備OK。

RCバルブのプーリー止めてるナット、逆ネジです。注意!


まあ、後はマメタンのエンジンと同じです。
付いてるボルト緩めて、プラハンで叩いてシリンダー抜くだけ。

ココのナットは緩めにくいんで、かっこいい工具使いましょう。
100均メガネじゃ、厚みあって入らない可能性大。
楽々メンテ、2ストローク
4ストだと、ピストン逝った時点で予算的に終了なパターン多いよ。


丁度30分ぐらいで、シリンダー外れました。

センターシール大丈夫でした。
一滴もガソリン漏れなし。


ピストンは残念な状態でしたがね。



シリンダーは引っかかりなし、アルミ付着あり程度なんでいけるでしょう。
クロスハッチもバッチリ残ってます。
メッキシリンダー強いなぁ。

組み間違いや、レストア時の不手際で焼きついたとしか思えん。