5FC 腰上分解

空冷DT125に乗って以来、水が入ってるエンジンは面倒に思えてきます。堕落なのか?
けど、クランクケースリードバルブだからキャブを外さなくても良いのは楽かもね。

首チョンパ
ヘッド外さなくても取れます。結構いい値段しますからね、ヘッドガスケット。


リング磨耗チェック。

基準値が0,15〜0,35mm、使用限界0,7mm。
限界ギリギリですね。交換しましょう。
関係ないけど、スリーブがクソ厚いシリンダーですね。80ccぐらいまで余裕でいけそう。


クランクチェック。

ウェブにチョイ錆、削ってない部分は前面に薄錆発生。
大端はガタなし、ザリザリジョリジョリ感なし。
ベアリングはいけてるって事にしておこう。ってか、駄目だと終わり。
クランクベアリング=セル付きエンジンだから、スタータークラッチが悪さして逆回転効かないんで判りにくいですが、勢い良く廻すと石臼サウンド
大正生まれじゃないんで、石臼を廻した事はありませんが、こういう音のはず。
ゆっくり廻すと特に異音なしという、メンドクサイ症状。
ケース割ったら、どんなベアリングが出てくるんでしょうかね。楽しみ。


ピストンチェック。
ケースリードなのにピストンに穴ありな変態?エンジンなんですね。角度的にクランク直入が難しかったんでしょうね。

サーキットの香りがするオイルが入ってましたが、カーボンが硬いね。
純正だとヌチュヌチュした手触りですが、サーキットの香りオイルはカッチカチ。削ると錆色。

左(ジェネレーター側)だけ吹き抜け強烈です。どうやら、リングスティックしてたみたい。外すとき強い抵抗感あり。
やっぱクソだな、スカトロール
リングは減ってるけど、シリンダーとピストンはそれ程減っておりません。
シリンダーはクロスハッチバリバリ残ってるし。
う〜ん、高いエンジン保護力ってヤツなのかい?コレ。

古の技、古いリングでシコシコ仕上げ。
トップリングはキーストンなんで、逆向きにリング入りませんから、折れた糸鋸を使用してという、当基地に良く似合うリアルオールウェイズ昭和30年代的作業で。


さ、部品発注しよっと。