A100改 クラッチ状態確認

何速入れても全く動かないし、何速に入れてクラッチ繋いでも若干の抵抗感がありながらもリアタイヤが回る状態。



プラスアタマがナメかかってる=開封歴有り。

別に開けてあってもシッカリしてれば良いんですが、頭ナメナメレベルのご開帳ですから、とっても不安。

予感的中、ピンが2個ありません。内1個はスプリングがインナーハウジングから外れており、それで外れたみたい。

センターナットがギタギタ、タガネ系の締め付け法って昭和のデフォルト?って位、よく見かけますね。
しかもユルユル、ロックワッシャで外れてない状態。当然、軸方向のガタ大。

プライマリーギアのナットもユルユル。コレが原因で、ゴーって音が出てたんじゃね?と。
まぁ外れ無くて良かったですね、とプラス思考で。



無事発見したピンは1個だけ。もうひとつ(写真で右上のスプリング)は遂に見つからず。
推測ですが、元々5本だけスプリングがお仕事(うち一本サボリ気味)で滑り気味だったのが、4本になって遂に発進可能レベルまで滑ったんじゃないかな?


クラッチディスク(コルク)は部品が出るけど、プレート(内ギザの金属板)は廃盤。
A100の海外仕様はディスクの爪が26コ、最初期型だけ27コ。
27ギザのディスクってのはK10等と共通、丁度入れ替わりの時期だったみたいです。
後期(輸出仕様)のインナーハウジングを流用してディスク装着を考えましたが、ディスタンスカラーの有無とかアウター側とアタリ寸が合うのか?シャフト長は共通なのか?ハウジング厚さは一緒?など不確定要素満載、かなりリスキーな賭けになるなんで、今回はディスクだけ換える事に。


ディスクは完全に炭化した何かに変化。



プレートも黒ずみありですが、虹色系の焼けました!って感じじゃない。

スプリングがゆるぅ〜くしか機能して無かったから、熱による歪みは無いと良いんだけどなぁ〜。