ガスケットとかピンとかは割愛。
さぁ、サクッと組み上げますか。
クラッチスプリングは順ネジ同様、右回り。なので、裏からじゃないと上手くネジ込めません。
ホントねじ込むだけなんで、いまいち不安。なので、コッチ側からポンチ打っておきました。
判り難い合わせマークが有ります。スプリング穴と合わないと思うんで、ポンチ見えなくても真っすぐド真ん中にスプリングが出てきてれば、それも良し。
ココまでは、サクサク来た。
で、プライマリーギアナットを4,2kで締めつけようとしたら・・・クランクがピキピキと音を立ててコッチに寄ってきて、しまいにはロック。
手締めチョイでクランクが右に寄ってくるから、ナットが外れないようにネジ山を潰して有った?
ぁあぁ~あ。とにかく、コレ組んだ先輩は駄目な感じです。
ロータリーディスク関係の組み間違い系?プラス頭に廻した形跡あるからと淡い期待を抱きつつ、カバーを外してみると・・・
この時代でも金属シールは有ったんでしょうが、2ストのクランクベアリングに使ってるのは小生の拙い経験上、見た事ありません。
部品番号でググってみると、
NTNだし6304Nだしで、全然違うよコレ。
番号でほぼ確定なんですが、念の為違う写真で裏側も確認。開放型でした。
ベアリングが出て来ないようにリング付いてるんだろうから、上の写真はクランクウェブ側っぽいね。
クランクシールもニセモノっぽい。(当時のシールは違ったという僅かな可能性もありますが)
部番で画像検索してみると、
良く見るSマーク付きクランクシールでした。
ケースボルトのアタマを見てみると、
廻した形跡バリバリ。
2ストの分離給油に片側シールはかなりヤバイ、というかどうかしてます。
クランクベアリングは換えなきゃ絶対駄目=次回はケース分割の巻となります。